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この3つをおさえれば、とりあえず小説は書ける!!

みなさんは、小説を書いてみたいと思ったことありませんか?
純文学、ミステリー、恋愛、ホラー、ファンタジー、児童文学等々。
自分の頭の中の妄想を真っ白な画面に書き出して、それを他の人に読んでもらえたら……想像するだけで、わくわくしちゃいますよね。
それで会ったことのない他人を感動させちゃったり、感想なんかもらえたりしたら、創作の魅力にどっぷりハマること間違いなし。

私も子供の頃、いつか小説を書いてみたいと思っていました。
そう、いつか、です。
まあ、学校もバイトも仕事もあるし、いつか落ち着いたらってのん気に考えていたんですよね。でも、人生で落ち着いてる時なんてそうそうない。
そして、

いざその時が来たとしても、小説の書き方って実はよく分からない。

こんな事態に陥ることも。
国語の教科書で小説なんて読みまくってきた筈なのに、「さあ、今から小説を書いてみてください」と言われても、筆が止まってしまう人がほとんどなのではないでしょうか。

ということで、今回は「初めて小説を書こうと思っているあなた」に向けた記事にしようかなと思っています。
これを選んだのは、私の実体験からなんですよね。

「小説家になりたい」人間向けの本って世の中に溢れているんですが、「小説の書き方」について書いている本って意外と少ないんですね。
以前、「小説教室」的な本を手当たり次第に読んだことがあるのですが、基本のキから教えてくれるような本には巡り合えませんでした。
小説は、「地の文」と「セリフ」で展開していきます。
書き方はわりと自由だったりするので、だからこそ「小説初めて書くぞ!」という初心者向けの本が少なかったりするのかもしれません。
私も小説を学び始めた当初、小説の書き方についての本を求めて彷徨いましたがが、結局そのほとんどが「小説家になる為の方法(コンクールに出そう)」「小説家とは(生活とか年収とか)」という内容でした。
飛躍し過ぎ……いま知りたいのは、もっと基本的なところなんだよなー。ってずっと思っていました。

ですので今回は、この辺りをおさえておけば、小説を書くことができる!!はず!!!!
という記事を書いてみようかなあと。
小説を書く上で重要なのは、とりあえず書いてみようという気持ち。
最初に最低限のポイントをおさえてもらって、書きたい人の背中をグググイッと押せたら……というのが今回の記事の趣旨になります。

それでは、いってみましょう!!


①小説を書きたいなら、小説を読まないと

まず、その①です。
「なんだ。そんなの当たり前じゃん!」という声が聞こえてくる気がいたしますが、これ実は意外なほど多いんです。
小説を書いてみたい。小説家になりたい。けれど、小説は読んでいない。読むのが面倒臭い。という人たちの存在。
こういう人、小説家志望者の中でもめちゃくちゃ多いんです。
小説を書きたいと思ったら、小説を読むのは必須!
小説家になりたいのなら、小説は本に埋もれるぐらい読んで当然!
そして、たださらりと読むだけではなく、じっくりと吸収しながら読むのがポイントです。

小説の種類
○ショート・ショート(400字詰め原稿用紙で) ~20枚程度
○短編 20~80枚程度
○中編 100~200枚
○長編 200枚以上~

長編が大体一冊の本に出来るサイズなので、最短でプロを目指すならコンクール(長編)挑戦ということになります。
しかし、一度も小説を書いたことのない人間が、200枚以上の長編作品を完結させることはほぼ不可能です。
天才は出来ます。あと、自分の小説を客観的に見れない人も、初めての執筆で意外と何百枚と書けたりします。
ですが、長編初挑戦→コンクールに応募→受賞の快挙!という栄光をゲット出来るのは、前者の天才のみです。
一般的な初心者の長編小説は、審査員に最後まで読んでもらうことさえ難しいのが現実です。

「いつか、小説を書いてみたいなあ」という過去の私のような初心者は、まずは読むところから始めてみましょう。
ショート・ショートと長編では異なる点が色々あったりするので、できれば自分が書きたいジャンルの小説を読むのが手っ取り早いです。
書きたいけど、どれが向いているのか分からないという人は、気になったものを片っ端から読んでいくのがおすすめ。
読んで読んで読みまくって、気になったジャンルの小説を自分も書いてみるのです。
それがまず、基本中の基本。

ちなみに小説は、物書きの中でも一番文章力が必要だと言われます。
中でも、「純文学」と「官能小説」は特に必要とされるイメージ。この二つは内容はもちろん、かなりの文章力が必要になってきます。
文章力に自信のある方は、「純文学」と「官能小説」に絞って挑戦するのも一つの戦略かもしれません。


②一人称か三人称か。視点の難しさ

続いて、その②です。
小説を書く上でのハードルは多々ありますが、私の場合はこれを理解するのが一番難しかったかもしれないです。
いわゆる「人称」「視点」の問題。
これ、小説を書くにあたって、とっても重要なことなんです。

【小説の人称と視点とは】

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