年中行事は、子どもに伝えていきたい
多くの地域では、8月13日からお盆ではないでしょうか。
宗派によっても違うかもしれませんが、先祖の霊をお迎えし、8月15日(16日のところも)にお送りするということになっています。
先日、テレビのニュース番組を見ていると、「自分は、無宗教だ」という人がいて、その話を受けて話す人も、「自分も、無宗教だ」と話していました。
本当に無宗教なのでしょうか。
もし、家族に不幸があったときに、どうするのでしょうか。
多くの家では、お坊さんにお参りに来てもらうのですが、無宗教という人は、どうされるのでしょうか。
家に仏壇がなければ、お盆をすることもないかもしれませんが、親戚の家にお参りに行くことはないのでしょうか。
新年を迎えると、神社にお参りに行くAのですが、神社は、神道です。
簡単に言えば、神道は他の宗教も受け入れるという考え方をするので、大みそかにお寺で除夜の鐘をついて、正月に神社でお祈りをしてもいいのです。
このことは、無宗教ではありませんね。
公立の小中学校では、宗教の時間がないので、学校で宗教についてあまり考えることはありません。
道徳も特定の宗教の時間という扱いではありません。
だから、あまり宗教に関心のない人も多いのかもしれないですね。
江戸時代までは、七夕は、お盆(旧暦7月15日)に入る前の前盆行事として行う意味合いが強かったそうです。
学校では、1年生などで、笹に願い事を吊るして七夕をやっていることも多いのではないでしょうか。
今でも七夕集会を児童会行事でやっている学校もあるかもしれませんね。
学校で行う七夕は、宗教的な意味合いはないですね。
七夕などのように日本の昔からある行事は、学校でも子どもに伝えていきたいですね。
日本には、お正月、節分、雛祭り、端午の節供、お彼岸、七夕、お盆、お月見など多くの年中行事や、七五三、成人の儀式、還暦など年齢や人生の節目を大切にした儀礼、習わしなどがありますね。
学校で子どもに伝えていかなければ、どんどん薄れていくような気がします。
学校は、子どもに伝統文化を伝えていくという大きな役割を担っていると思います。
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