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《好きを仕事にしたい人へ》「『自分』を仕事にする生き方」の感想

おはようございます!

先日、以下の本を読みました。


本書は次のような人におすすめ。

・好きを仕事にして稼ぎたいけど、好きなことが見つからない。
・どうすれば好きを仕事にできるか知りたい。


「好きを仕事にして楽しく過ごしたい。」

最近はこのように考える人が増えている気がします。

もちろんこの記事を書いているわたしもその一人。

人生楽しい方がいいですもんね。


とはいえ好きを仕事にするのはそんな簡単な話ではありません。

「凡人のわたしは今の会社で我慢して働くしかないんだろうな」と思っていたときに出会ったのが本書でした。

「自分」を仕事にってどういう意味なんだろう。

本書について、著者の「はあちゅうさん」は次のように言っています。

自分という最大の資産をもっと有効活用して、より楽しく、より豊かに生きていこうというのがこの本のテーマです。つまり、あなたが自分の価値に気づくための本です。

「自分=最大の資産」という考え方が面白いなと思い、読んでみました。


この記事では、

・印象に残った言葉や考え方

・本書から学んだこと、考えたこと

を紹介します。




■好きなことがない人はいない

好きを仕事にして楽しく生きていきたいとはいうものの、そもそも自分の好きが何なのかよくわからないという人も多いと思います。

しかし、著者は次のように言っています。

「好きなことが見つからない」のは、不幸せなことでも異常なことでもありません。好きなことが一切ないという人はいないはず。多くの人は、すでに自分の日常の中に好きなことが存在しているにもかかわらず、自覚がないだけなんです。

本当に好きなことって自分の中では当たり前になっていたりするので、気づけないのかもしれません。


"好き"の探し方として、本書では次のようなことが書いてあります。

・時間を忘れて夢中になること
・これまでお金をかけてきたこと
・学生時代、試験勉強をサボってこっそりやっていたこと。

わたしも「自分の好きって何だろう」と、日々の生活を振り返ってみました。

パッと思いついたのは「読書」と「簡単な料理やお菓子作り」。

あとは、エスカレーターを使わず階段を登るのが好きです(笑)

なんでだろうと考えたら、運動になるし周りに人がいないのが好きなんだなと気づけました。

学生時代は勉強をサボって漫画を読んだりゲームしたりしてましたね。


こうやって見ると好きなことって結構あるんだなと思う一方、どれもたいしたことなさすぎて悲しくなってきます。

こんなことを仕事にできるわけがないと。

でも、好きなことって周りに自慢できるようなことでなくてもいいんだなと、本書を読んで気づけました。

謙虚であることは大切ですが、謙虚が行きすぎると、何も出来なくなるんです。好きなことを仕事にしてもいないうちから業界トップになることは考えなくて大丈夫です。私も、文章だけではなく、他のいろんなものを掛け合わせて勝負しています。やりながら独自のポジションを探ればいいんです。

わたしよりも本を読む人はたくさんいるし、料理やお菓子作りが得意な人もたくさんいます。

でも自分の好きを掛け合わせていけば、「ナンバーワン」にはなれなくても「オンリーワン」になれるってことなんだと思います。

だから好きなことは自慢できなくてもいいんです。

わたしは階段を登るのが好きです(笑)


■仕事は、自分が生きやすい世界を作るためにある

仕事について、著者は次のように言っています。

わたしの場合「仕事」とは「世界を自分にとって住みやすいものに変えるもの」です。

これ読んでわたしは「つまりは仕事=お金を稼ぐもの、ってこと?」と思いました。

その後の文章を読んで、このように思った自分はやはり「キングオブ凡人」なんだなと思いました。


自分にとって住みやすい世界とは、自分の理想の世界ということ。

著者の理想の世界は、「わくわくする活字に思う存分触れられる世界」なのだそう。

作家・ブロガーという職業をとおして、誰かの気持ちをわくわくさせることにこだわっていると言っています。

お金のためだけではなく、理想の世界に近づくために仕事をしているんですね。

素直にすごいなと思いました。


一方、わたしはお金のためだけに仕事をしています。

理想の世界に近づいていないことが、今の仕事を面白いと思えない理由の1つかもしれません。


そこで、自分にとっての理想の世界を考えてみました。

わたしは「働きたいときに働いて、働きたくないときは働かなくてもいい世界」がいいなと思います。

頑張ればこんな生活ができるかもしれないと思うけど、お金のことを考えるとやはり難しいと思ってしまいます。

退職したらもう会社に戻れないと考えると、なかなか辞められません。

自分の理想の世界に近づくために何ができるか、考えていきたいと思います。


■自分にとっての「普通」は、誰かの価値観を変える可能性がある

「『自分』を仕事にしようと思っている人は『意見だってお金になる』と自信を持ってください」と著者は言います。

以前著者は、インタビューでお金がもらえたことに驚いたそう。

たしかに自分の意見がお金になることはあると思います。

とはいえそれは有名人やすごい考え方の人だけの特権であって、わたしのようなサラリーマンの意見じゃお金にならないよと正直思いました。


けど著者は次のように言います。

自分の意見・考え方というものは、それだけで価値があるものです。自分にとっての「普通」は、誰かの価値観を変える可能性があるんですから。

たしかに自分の中の普通って、他の人から見たらすごいことだったりしますよね。

わたしも「通勤で階段を使っているのはすごい」と時々言われます。


実際わたしは「自分の意見に価値なんてない」と思っていました。

けど本書を読んで「自分の意見で誰かの価値観を良い方向に変えられるかもしれない」と思うようになりました。

たとえ1億人のうちの1人だけだとしても、価値観を良い方向に変えることができたらとても嬉しい。

だからこれからは自分をどんどん出していこう思います。


■誰かにとっての偏った意見だから、誰かにとっての大切な意見になる

自分の意見を言うと、誰かを傷つける可能性が少なからずあります。

周りからの反発を恐れ、誰にでも当てはまるような意見を言いたくなりますよね。


まさに昔のわたしがそう。

学校で嫌われたくないからと八方美人になってました。

「AよりはBがいい」という意見に対し、わたしは「AもBもCもいいよね」といった感じでしたね(笑)

周りから「いい人」と言われて安心してました。

でも今考えると、なんてつまらない人間だったんだろうと思います。

誰かにとって偏った意見のほうが時として強く自分に寄り添ってくれています。もしかしたらそれは、誰かにとっては傷つく意見かもしれませんが、そういうものが、心を支えてくれることが多いのです。

この文章を読んで、確かにそうだよなと思いました。

これからは嫌われる勇気を持ち、自分を発信していく際は「当たり障りのない意見」を言わないようにしよう思います。


反発や間違いがあったとしても問題ありません。

反発は自分の考えを見直すきっかけになるし、間違いがあれば直せばいいだけでむしろ学びがありますよね。

意見の衝突はあって当然。

自分の意見が誰かのためになると信じて発信していきたいと思います。


以上が本書を読んで心に強く残った言葉や考え方です。

著者は本書のさいごに次のように言っています。

感動を受けるだけでなく、感動を誰かに回す人になってください。自分が受け取ったものを世の中に新たな形で返していき、回していく。それがたぶん「自分」を仕事にすることの正体だと思います。

この記事が誰かのお役にたてれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました!


https://note.com/tokage_suuteki/n/nf00bc4e1a7b7


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