夏の匂いを吸いこんで
お気に入りの曲を聴きながら、夕方にカメラを片手に散歩をしてきました。
少し涼しくなった時間帯を狙って家を出たつもりでしたが、まだまだ暑さが和らぐ気配はせず、結局汗だくになって帰宅することに。
ずっとクーラーの効いた部屋に閉じこもっているのもいいけど、たまには外に出た方がいいかなと思ったので良い汗をかいたということにしておきましょう。
本当はね、写真を撮りにふらっと江ノ島か日光に繰り出して自然に触れに行こうと思ってたんです。
朝起きたら、「あ、なんか違う」って気分がのらなくてやめてしまいました。
もったいなかったかな〜とも思うけど、無理に行っても楽しめなかったと思うのでそれはそれで次のお楽しみにしようと思います。
この夏、1日だけでもどこかに出かけようと企んでいるので、計画しなければ。
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それにしても、日が伸びましたね。
18:30でまだ明るい。
小さい頃は母から「暗くなる前に帰ってきなさい」といわれる時代だったので、
夏はなんかちょっと1日が長い気がしてお得感を感じていたことをファインダー越しに思い出しました。
河川敷で野球をして楽しむ子供たちとか、犬の散歩やランニングを頑張ってる老若男女が集う川沿いが、お気に入りのスポットです。
川、結構好きかもしれない。
写真を撮りながら、草の匂いと川の匂いがふと鼻に入ってきて、「あ、なんか夏の匂いがするな」って感じたんですよ。
ふと自然を感じる瞬間があるって、結構安らいだりしませんか?
個人的には澄んだ冬の匂いが好きなんですが、夏の匂いも悪くないかなってふと思いました。
暑いのは相変わらず苦手ですが、ふとした瞬間にふと鼻に入る香りが意外と好きです。
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"五感と記憶は密接に関わっているらしい"
という話を前にも書きましたが、夏の匂いで思い出すのは祖母の家です。
鍵っ子だったこともあり、一駅隣の祖母の家に遊びに行っていました。
手加減とか、大人の身体の衰えとか、そんなことを知らない時期にボール遊びに付き合わせてたくさん走らせてしまったのですが、今考えたらスーパーおばあちゃんだったなと思います。
普通、一緒にサッカーとか野球出来ないよね。
普通に走ってましたからね(笑)
ボール遊びの他にも、庭の小さな畑で育てた野菜の収穫を手伝ったり、草むしりをしたりと、一緒にいろんなことをさせてもらいました。
当時はとにかく家の外に出て何かをするのが好きだったように思います。
1人でお留守番をするのが寂しかったのかもしれないですね。
そんな思い出を思い出すのが、夏の匂い。
最近ばあちゃんは腰の骨を折ってしまって、歩くのすら辛いみたい。
「今まで出来ていたことができない」ということにひどくイライラしているし、それが原因かはたまた違うのか、ひどい眩暈にも悩んでいます。
毎年楽しみにしていたディズニーシーも行けなくなってしまって、すっかり落ち込んでしまっています。
車イスを借りてパークを回ったらすごい楽だったとと去年は喜んでいたけど、今年は駐車場まで行ってギブアップだったそうな。
どうしても老いには勝てないので、行ける時に、やれるうちに、やっておかないと後悔するんだろうと思ったので、できるだけいろんな経験をしてみようと思います。
無限に出てくるお菓子を食べに、また顔を出さないとなぁ。
と思った散歩道でした。
おしまい。
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