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フィンランドをもっと好きになる moicafe.com

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マガジン

  • 誰かが淹れてくれたコーヒーはおいしい

    ここでは、カフェで常連のお客様にだけこっそりお話しするようなエピソードを書いています。固有名詞や少しプライベートに踏み込んだ内容も登場するため有料とさせていただきました。メニューは以下の通り。 まず、読み物を月3〜4本程度。内容は、「やさしい気持ちになれる話」「日々の暮らしに刺激となる話」「クスッと笑える話」に限定します。読んでよかったと思っていただきたいので。 さらに、活動日誌を随時公開します。 フィンランド関連プロジェクトの最新情報や、現在進行形の企画、アイデア、イベントの情報なども可能な限り現在進行形で公開していきます。コラボなどに関心のある方もチェックしていただけると嬉しいです。そして、たぶん趣味の話なども。

  • 日めくりフィン語辞典

    フィンランドを知るにはまずフィンランド語かも。というわけで、古い参考書を紐解きながらフィンランド語の辞典を書くことにしました。

  • マイッカ灯台美術館

    Maikka Majakka Museo。フィンランドのアートについての連載です。絵画編、デザイン編、建築編、テキスタイル編、そしてアキ・カウリマスキ編も。

  • フィンランドのカレワラを旅する

    フィンランド国民的叙事詩『カレワラ』の世界を旅しながら、深い深いフィンランドの森へと迷い込んでいきます。ガイドブックは『フィンランド叙事詩 カレワラ』(リョンロット編/小泉保訳/岩波文庫)です。

  • 喫茶ひとりじかん

    • 20本

    喫茶ひとりじかんとは。一杯のコーヒーがつなぐ人と人とのゆるやかな関係、気配を読み、また小さな声に耳を傾けるカフェの接客を応用した「居場所づくり」のためのプロジェクトです。町のそこかしこに、こうした居場所をつくりたい。その思いや試行錯誤の日々を綴っています。居場所づくりにお店や事業所を活用したい方、どうぞお気軽にお声かけ下さい。また、活動のサポートもお待ちしております。https://kissahitori.tumblr.com/

最近の記事

日めくりフィン語辞典 : tuulikello = 風鈴

暑い夏。けれどエアコンが苦手。そこで例年通り窓辺に風鈴をかけている。ときおり風が吹いて、「リン」と音を鳴らす。それだけで涼しく感じられるのはどういうことだろう。けして暑さに強いわけではないけれど。暑さは気からとでもいうのだろうか? ▽ それなら音楽にも同じような効果があるはず。フィンランドの音楽だったら涼しく(あるいは寒く)感じられるのだろうか。きっとそんな気がする。フィンランド音楽の世界への窓口といえば、ピアニストの舘野泉さん。ウェブサイトで評伝のブックレビューを公開し

    • 光の記憶〜ヘレン・シェルフベック

      今回は紹介するのはヘレン・シェルフベック。個人的には、トーベ・ヤンソン以外で初めて知ったフィンランドの芸術家です。なんの予備知識もありませんでしたが、とにかく『快復期』という作品を観てみたくて、展覧会へと出かけました。 * nuotio|takibi サークルでは、すべての記事を無料公開しています

      ¥100
      • ミカ・ヴァルタリの見た太陽 〜 『エジプト人 シヌヘ』 読書会

        夏の夕ぐれどき、太陽のひかりが部屋じゅうをオレンジ色に染めていく。それまでの暑さをやさしく癒してくれるような気持ちになる。 * フィンランドを代表する歴史長編小説『エジプト人 シヌヘ』(ミカ・ヴァルタリ著/セルボ貴子訳/みずいろブックス)。その読書会がオンラインで行われました。セルボ貴子さんによると『エジプト人 シヌヘ』は、フィンランド独立100周年の際に行われたアンケートで第1位に選ばれたことがあるということで、文字通りフィンランドを代表する一冊だといえるのではないでし

        • 第2章 森に隠された秘密

          【フィンランドのカレワラを旅する】では、フィンランド国民的叙事詩『カレワラ』の世界を旅しながら、深い深いフィンランドの森へと迷い込んでいこうとおもいます。さて今回はどんなフィンランドが見つかるでしょうか。 * nuotio|takibi サークルでは、すべての記事を無料公開しています

          ¥100

        日めくりフィン語辞典 : tuulikello = 風鈴

        マガジン

        • 誰かが淹れてくれたコーヒーはおいしい
          初月無料 ¥400 / 月
        • 日めくりフィン語辞典
          4本
        • マイッカ灯台美術館
          4本
        • フィンランドのカレワラを旅する
          3本
        • 喫茶ひとりじかん
          20本

        記事

          日めくりフィン語辞典 : kissa = 猫

          街で猫を見かけるとうれしくなる。かわいいなあと思うのとはちょっと違って、人間のルールと異なる世界がすぐそこに存在していることを思い出させてくれるから。猫はフィンランド語で「kissa」。キッサ、猫喫茶、猫が店長の喫茶店。猫を見かけるたびにそんな妄想をする。 喫茶店といえば友人からとてもうれしい話を聞いた。先日とあるカフェに行ったところ、会話の流れでMoiでつくった案内状を見せてもらったそうだ。それはサイトをオープンするちょうど3年前、フィンランド関連のお店などに送付したもの

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          日めくりフィン語辞典 : kissa = 猫

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          旅する先生〜マリア・ヴィーク

          今回のマイッカ灯台美術館は、前回紹介した【モダン・ウーマン】展でも最初に展示されていたマリア・ヴィークについてお届けします。 nuotio|takibi サークルでは、すべての記事を無料公開しています

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          旅する先生〜マリア・ヴィーク

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          第1章 物語が生まれるとき

          【フィンランドのカレワラを旅する】では、フィンランド国民的叙事詩『カレワラ』の世界を旅しながら、深い深いフィンランドの森へと迷い込んでいこうとおもいます。さて今回はどんなフィンランドが見つかるでしょうか。 * nuotio|takibi サークルでは、すべての記事を無料公開しています

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          第1章 物語が生まれるとき

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          日めくりフィン語辞典 : kohopaino = 活版印刷

          5月31日から昭和記念公園で「東京蚤の市」がはじまる。取材でうかがったことのあるお店なども全国各地から出店される予定。たくさんの来場者でみなさんお忙しくされることは確実なので、今回は良い天気に恵まれますようにとお祈りするにとどめようと思っています。 飯能市のメッツァでも「夏至祭 2024」が開催中。近年、夏至祭という言葉もポピュラリティを得てきたのかもしれません。日本では夏至にまつわる行事などはあまり聞きませんが、「三重県の夏至祭」「京都府の水無月」「愛知県の無花果田楽」と

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          日めくりフィン語辞典 : kohopaino = 活版印刷

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          モダン・ウーマン〜フィンランド美術のはじまり

          というキャラクターで連載を続けようと思いましたが、たぶん無理なので普通に、笑。最初はまずフィンランドの美術【絵画編】から。 とはいえ、フィンランドときいて思い浮かべるアーティストや絵画はあるでしょうか? 美術史自体にあかるくないこともありますが、これまでどのような評価がされてきたのかもよくわかりません。そこでフィンランドの美術はいったいどこからはじまったのか、というところからはじめていきます。 nuotio|takibi サークルでは、すべての記事を無料公開しています

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          モダン・ウーマン〜フィンランド美術のはじまり

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          日めくりフィン語辞典 : vappu = メーデー

          5月1日はヴァップの日。フィンランドでは春の訪れを祝って、みんなで学生帽を被り、ピクニックへ行って、ドーナツを食べるそうです。これらはみんなインターネットで得た情報なので、すべてが間違ってはいるわけではないと思うけれど、やっぱりどこか間違っているのでしょう。 日本でいうメーデー。といってもそもそも何の日なのかよくわかっていません。たしか誰もがモッズコートを羽織って、ベスパに乗って、スカやノーザンソウルなんかを聴いたりするんじゃないかな、たぶん。 ▽ 毎年、前日の4月30

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          日めくりフィン語辞典 : vappu = メーデー

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          マイッカ灯台美術館〜フィンランドのアート

          Maikka Majakka Museo。マイッカ灯台美術館。ここからお届けするnoteマガジンのタイトルです。美術館だと正確には「taidemuseo」としたほうがいいのかもしれませんが、ここは語呂を考えて「museo」にしました。内容はフィンランドのアートについての連載です。フィンランドセンターによるアートレクチャーを元にしています。 * 小説『ムーミンパパ 海へ行く』の中で、ムーミン谷が恋しいムーミンママは灯台の壁に絵を描きます。灯台の中の美術館です。灯台はフィンラ

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          マイッカ灯台美術館〜フィンランドのアート

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          フィンランドのカレワラとリョンロット

          ◾️ フィンランドの国民的叙事詩『カレワラ』をご存知ですか? フィンランドの神話、伝説、民話、それとも昔話? 叙事詩というものがよくわからないので、とても難しそう。調べてみると「叙事詩」というのは、物事や出来事を題材にした長い韻文のことをいうそうです。 ぼんやりと琵琶法師のうたう『平家物語』のようなものをイメージします。きっとフィンランドの人たちもカンテレ(フィンランドの民族楽器)を奏でながら、『カレワラ』をうたっていたのではないでしょうか。 2024年4月には「19

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          フィンランドのカレワラとリョンロット

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          音楽をもう一度|moikka musiikki

          Moiのウェブサイトにて毎週お届けしていたclubhouse report。2024年3月31日にレギュラー配信の最終回を迎えました。ところで記事タイトルがいつも曲名だったことにはお気づきでしたでしょうか? それらはレポート内容からイメージした自分の好きな曲を選んでいました。それらの曲を集めたプレイリストをつくったのでぜひ聞いてみてください。再生時間がトータルで7時間以上ありますけれど、笑。 * moikka musiikki 2021-2022 * moikka

          音楽をもう一度|moikka musiikki

          自分を生き続けること〜フィンランドの高齢者福祉

           先月の2月16日、仙台フィンランド健康福祉センターのオンラインセミナー「フィンランドの高齢者福祉の今と未来~個の尊重と人を支えるテクノロジー・ネットワークのあり方~」を視聴しました。その覚書としてnoteに残しておきたいと思います。  講師は、フィンランド在住30年のヒルトゥネン久美子さん。フィンランドの教育や福祉の分野で通訳やコーディネート、またフィンランドのライフスタイルなどについてのセミナーを開催され、フィンランドと日本の架け橋として活躍されています。  フィンラ

          自分を生き続けること〜フィンランドの高齢者福祉

          あかりを灯すもの 〜 LAPUAN KANKURIT 表参道

          雨降りの表参道です。 大通りから路地へ少し入ると、それまでの喧騒が嘘のように静まります。にぎやかな場所が得意ではないので、あまり頻繁にくる場所ではありませんが、こちらのお店の前まで来るとホッとひと息つけるような気がします。 そのお店とは、LAPUAN KANKURIT 表参道のこと。テキスタイルなどを中心としたフィンランドのメーカー/ブランドです。もうお店に来るのは5回目くらいなので、目をつぶっていてもたどり着けます。 傘をくるくると回すような気分で、慣れたふうに路地を

          あかりを灯すもの 〜 LAPUAN KANKURIT 表参道