日めくりフィン語辞典 : vappu = メーデー
5月1日はヴァップの日。フィンランドでは春の訪れを祝って、みんなで学生帽を被り、ピクニックへ行って、ドーナツを食べるそうです。これらはみんなインターネットで得た情報なので、すべてが間違ってはいるわけではないと思うけれど、やっぱりどこか間違っているのでしょう。
日本でいうメーデー。といってもそもそも何の日なのかよくわかっていません。たしか誰もがモッズコートを羽織って、ベスパに乗って、スカやノーザンソウルなんかを聴いたりするんじゃないかな、たぶん。
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毎年、前日の4月30日にはヘルシンキのマーケット広場にあるハヴィス・アマンダ像に学生帽を被せるというイベントがあります。しかし現在はヘルシンキ市立美術館で修復作業中です(2024年8月に復帰予定)。
そこで今年はアールト大学の学生たちがプラスティックの廃材で制作した「マンタのいとこ」が登場。ヘルシンキ中央図書館 Oodi前の広場で学生帽が被せられました(マンタはハヴィス・アマンダの愛称)。
またハヴィス・アマンダ像のあった場所のすぐそばに造られたタヴィス・アマンダ像(Sanna Mander 作)もとても気になっています。「プレッシャーなんて感じないで、ありのままでいいじゃない」の像です。
脱線しすぎたので、話を戻すことにしましょう。
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さて、ここに『フィンランド語四週間』という古いフィンランド語の参考書があります。4年ほど前に図書館で除籍になったのをもらってきたもの。初版が1952年なので、なんと72年前に発行された本。漢字が旧字なのでちょっと読みづらい。さらに小さい「っ」が大きい「つ」なのがいちいち見えないダメージを与えてきます。
それはそれとして、この本を使ってフィンランド語を学ぶことにしました。目的は話せるようになるということではなく、フィンランドについて知ることなので多少のことには目をつぶることにします。文化や風土というものは言語の中に深く染み込んでいるものですから。それにたとえ古くても参考書なので間違っていることはないはず。
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ここは素直に著者のこの言葉を信じることにします。「ねるやっさ、ゔぃーこっさ」。まるでお神輿の掛け声のような、力を合わせて船を漕いでいるような、そんな語感にやる気が出てきます。「ねるやっさ、ゔぃーこっさ」。呪文のように唱えていると眠気が・・・。「ねるやっさ、ゔぃーこっさ」・・・。
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neljässä viikossa = 四週間
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