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光の記憶〜ヘレン・シェルフベック

もう灯台なんて必要ないのかもしれません、GPSがありますからね。でも、長い航海から港へ戻ってきたとき、この灯台の光を目にしたら、どんなにうれしいだろうって思うんです。誰かが待ってくれていることや、どこかに帰れる場所があることは、いつだって心強いものですから ──

今回は紹介するのはヘレン・シェルフベック。個人的には、トーベ・ヤンソン以外で初めて知ったフィンランドの芸術家です。なんの予備知識もありませんでしたが、とにかく『快復期』という作品を観てみたくて、展覧会へと出かけました。


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