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社会人になってますます響く一曲。東京事変「私生活」


新社会人になって、迎えた五月。
GWや振替休日で帰省しすぎたせいで
ホームシックに。前半は特に、5月病も重なってなかなかしんどい状態に。

5月後半は、仕事もそこそこ成果が出せたり
お客様や先輩方にも優しい言葉をかけてもらえることが多かった。

物理的には離れてしまった家族も
電話すると優しく話を聞いてくれる。


本当にありがたい。


さて待ちに待ったとある休日の話。
新社会人になって初のカラオケにいきました。


好きなリズムに体を揺らし、
好きな歌詞に触れ、心を癒し元気をもらう。

やはりカラオケはいい。

そのなかで、社会人になった今の状況だからこそ
響いた一曲があったので紹介したいと思います。

私生活(東京事変)


酸素と海とガソリンと沢山の気遣いを浪費している
生活のため働いて僕は都会(まち)を平らげる
左に笑うあなたの頬の仕組みが乱れないように

追い風よさあ吹いてくれよ
背後はもう思い出
向かい風まで吸い込めたらやっと新しくなる

夕日も秋も日曜も沢山はない出会いも浪費している
行ったり来たり繰り返し僕は時代(ひと)によいしょするあなたの眼には情けな過ぎて哀れに違いない

羅針盤(コンパス)よさあ指してくれよ
現在地を教えて
既存の地図を暗記してもきっとあなたへ向かう

あなたが元気な日はそっと傍に居たい
あとどれくらい生きられるんだろう?
行かないで!
追い付かせて
待ってあと少しだけ
生きているあなたは何時でも遠退いて僕を生かす

どうですかね?
ゆったりとした曲調だからこそ
歌詞が頭に残ります。

新訳版のソロ浮雲もオシャレ。

さてここからは
特に響いたフレーズや歌詞に対して私が感じことを綴っていきたいと思います。


様々なものを浪費している私生活

酸素と海とガソリンと沢山の気遣いを浪費している
生活のため働いて僕は都会(まち)を平らげる

当たり前すぎて、意識しない酸素や海はもちろん、移動するとき何かと利用するガソリン。

まずこの歌い出しでハッとなります。

そして「沢山の気遣い」を浪費している...

社会人になり、大学生の時より
何倍も何倍も気遣いする場面が増えましたね。

めっさ気遣い浪費してますわ。

夕日も秋も日曜も沢山はない出会いも浪費している
行ったり来たり繰り返し僕は時代(ひと)によいしょする


そしてこの「夕日、秋、日曜」は椎名林檎の好きなものを指してるのかな?

社会人になって休日の尊さを実感しています。
土曜・日曜大好き。花金最高。


一番響いたのが「沢山はない出会い」

地元を離れ家族や友人と物理的に距離ができ
気付いたのが、自分が思ってた以上に「会いたい人」が多いこと。

もちろん仕事場での新しい出会いはあります。
そこはかなり恵まれているような気がするので
本当にありがたい。

けど、物理的に距離がひらいてしまった「会いたい人」たちも沢山いる。

時代にヨイショし、何も考えずに浪費していると、
ただ行ったり来たりを繰り返すだけになってしまう。そんな私生活になってしまうのかもしれない。

私もあなたも、
いつまで生きられるか分からない。

あなたが元気な日はそっと傍に居たい
あとどれくらい生きられるんだろう?
行かないで!
追い付かせて
待ってあと少しだけ

実は自分、一歩が違えてたら死んでたんじゃね?
という経験を研修中にしていたんですよね。

運良くほぼ無傷でしたが、
こういったアクシデントは
自分だけに降りかかることじゃない。


誰にだって、
私が会いたい人達にも
ありえることだって、気付いちゃった。

特に家族、両親に対してその想いが溢れてしまい
涙がとまらなくなってしまったこともありました。

まだまだ元気だが、それはいつまで?

元気なうちに、いろんな場所をまわりたいと思って選んだ仕事だけど、それはいつまで?

だから帰省したら、家族が優しい言葉をかけてくれるだけで泣いてしまう。

そんな状況になってしまった。
(思い返すと、仕事に対する不安や新生活の疲れも相まって心が弱っていました)

あの時はかなり心配かけちゃったなぁ。

左に笑うあなたの頬の仕組みが乱れないように

なんとなく、恋人のことを指してそうですが、
これは誰でもいいんだと思います。

友人、家族、そして多分自分自身でも。
涙や弱みを見せられるのは家族の特権?下手に自分を押し殺して、頑張っている姿を見せるよりも

マイペースに適度に肩の力を抜いて
笑って過ごす自分でいたほうが、うちの家族や友人達の、頬の仕組みは崩れないような気がする。


何より椎名林檎の
「頬の仕組み」って表現の仕方がたまらん


***



今は仕事にも少しずつ慣れてきて


家族や職場の人がかけてくれるやさしい言葉を胸に抱えて、自分に過度に期待しないことで、だいぶ安定してきました。


本当にこの歌は、私が社会人になってから思っているモヤモヤ、葛藤?を言葉にしてくれてます。


社会人生活の「私」の部分は
学生生活に比べると、本当に少なくなりました。

だからこそ、時代にヨイショするだけではなく、自分で考えること自分で決めることが大切なんだと思います。

皆さんもよかったら、この歌を聴いて
わたし達の「私生活」を振り返ったり、


どう過ごしていこうか考えてみるのも
面白いかもしれませんよ。


それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました✨





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