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「ヤンキー≒部活」論【はに話休題】

あなたは「根性焼きの真実」を知っているか?

中学の同級生と飲んでた時のこと。

友人(以下 友)「Sって居たじゃん」
はにわ(以下 は)「あー、あのめっちゃヤンキーなのにヤリ高(地域でダントツNo.1の超進学校)行って、結局中退したSね」
「あいつ腕にめっちゃ根性焼きの痕あってさ、すげー見せてきて、お前もやる?って誘われたことある。笑」
「え?? なんでなんで? Sってめっちゃ恐れられとった超ヤンキーやん。なんで根性焼きなんてされてんの? 誰にやられてたん?」
「え?? 根性焼きって自分でやるんじゃん。自分で自分にタバコの火を押しつける、イコール根性を見せるってことじゃん」
「えー! そうなの!? 知らんかった…」

皆さんご存知でしたか?
タバコの火を腕やら足やら、人間の体に押し付けるあの「根性焼き」って、元々はヤンキーたちが「自分で自分の身体にタバコの火を押し付けることで根性を見せつける」という行為であり文化だったんですって!

近年よく見る漫画やドラマで、いじめられっ子がヤンキーにやられてたり、虐待で子どもが親やられてるシーンをよく見てたので、すっかりそういうもんだと思ってました。
世の中知らないことがたくさんあるもんだ。学生時代、ヤンキー文化とはまったく無縁だったからなー。

「ヤンキー部」という部活をやっている

まぁ今朝そんな話を奥さんとしてたんですけど、「え? 普通そうでしょ! 知らなかったの?」って驚かれました。
ウチの奥さん学生時代、妙にヤンキーに懐かれてたそうで、彼らの文化に造詣が深いんですよ。

その奥さんに言わせれば、「ヤンキーはね、部活なんだよ」と。根性焼きは「あの痛みに耐えた」という証明で、100本ノックみたいものなのだそうな。
彼らのマインドには「根性を見せる=えらい」という不文律があり、日々「根性見せ」に邁進することこそが、ヤンキー部の活動内容ということになるのだ。

なるほど言われてみれば…と学生時代を振り返ってみると…

あぁ、妙に上下関係が厳しいところとか部活っぽいよな。先輩後輩って言ってるし。
見せつけるように吸ってるタバコや酒、暴走行為や迷惑行為も、仲間や部活顧問(誰?)に対する根性アピールの行動。

あとあれか、卓球部でも野球部でもユニフォームってあるけど、あのボンタンとか短ランに剃り込みリーゼント、みたいなファッションも『ヤンキー部』のユニフォームなのか。

あ、暴走族とかも「引退」とかするしな。
そうか、引退した後に歳取ってもヤンキー気質が抜けない人は、いわば草野球のオジサンかぁ。

さらに奥さんが言うことには、
「他校との抗争は試合だね。学校の威信をかけて乗り込んでいくじゃん。んでヤンキーって『全国制覇』とか言うじゃん、あれは…」
「甲子園みたいなもんか!」
「そう、全国大会!」

なーるほど、腑に落ちた。
彼らは彼らで部活に勤しんでたんだ。野球部が甲子園を目指すように、全国制覇を目指して。

うん、迷惑!

※その後Sくんは大検を取って大学を卒業、今はどこかで先生をしているらしいですよ!

#はに話休題  

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