夢を見るには若すぎた
花が枯れた
誰のせいでもなく
それが何の為に蒔いた種なのかも
忘れてしまった
知恵をつけたかった僕ら夢を抱いた
若さ故 知り損ねた不穏な世の中
誰も何も平等には恵まれないのを
諦めてしまうのには遅すぎた
花は咲いた
誰の目にも映らず
大人になるのはこうゆうことなのだと
戒めるように
許せないまま幸せを掴む誰か
欲しいものを手にする前に腐る躰
そんなものに忘れられてしまう存在
人を捨ててしまうには優しすぎた
©&℗2021 殉情樂堂
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