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「ダメもと」について考える

「ダメでもともと」という言葉。
「当たって砕けろ」も同じ種類と言えるでしょうか。

前に進みたい時、勇気を出したい時に、失敗したらどうしようっていう恐れが先に来て一歩を踏み出せない。
そういう時、自分に言い聞かせる事で奮い立つための言葉ですね。


ただ、あくまでも個人的な意見ですが。
いざ勇気を出すべき場面になった時にこう言い聞かせると…。
後半の「もともと」より前半の「ダメ」が、自分を縛るような気がしてならないのです。

言霊を侮れないと思う気持ちもあり。
同時に、頭の中で言い聞かせた言葉を唯一かつ一番近いところで聞く自分にとって、やる前から「ダメ」という呪縛をかける事になるんじゃないかな、という懸念。

「ダメもと」とあらかじめ言い聞かせる事は、本当にダメだった時に受けるショックを和らげる効果もある、と言えるかもしれません。
とはいえ「ダメ」な状況をやる前から思い浮かべるのもなんか違うと思ってしまう。


じゃあ何がいいんだろう、と考えた時。
真っ先に浮かんだのは「大丈夫」でした。
大丈夫大丈夫、と言い聞かせるイメージです。

意味としても「よい結果になる事を信じ、それが確かであることを保証するさま」とあります。
良い結果になる事を信じる。
この前半部分が大事だと思うんです。


とはいえそうして奮い立って行動しても、望む結果が得られなかったら悲しいのも確かですね。
そう考えるとまだ「大丈夫」だけだと弱いのかもしれない。

……と思ったところで、ふと脳裏に過った言葉がありました。

「大丈夫、死にゃあせん」

これだ。

うまくいくよう信じる事と、もし失敗したとしてもそこで終わりではないという事実を、端的に届けてくれる。
改めていい言葉だ。

ポルノグラフィティのファンの人にはお馴染みだと思いますが、そうでない人にも届けたい、奮い立つ勇気をもらえるお守りのような言葉です。
このnoteを書くことで、不意に思い出したのも面白い偶然かもしれません。


今日も良い一日になりますように。


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