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脱ステっていいの悪いの?脱ステ経験者の感想。

アトピーの人にとって、

めちゃくちゃ気になる脱ステについて書いてみます。


私は子どもの頃からアトピー性皮膚炎です。

日常的にステロイドを塗る生活をしながら成長しました。

「大人になったら治る」

そう言われて、いつ治るのか待っていましたが、

アラフォーを過ぎた今もアトピー体質は

治っていません。


(まだ治ってないということは私は永遠の少女なのかな?)

(アホらしいのでこの話はもう広げません笑 )

30代半ばでの脱ステ経験←失敗?

で、今回は脱ステ(脱ステロイド)について書いていくわけですが、

私は脱ステ経験者です。

34歳の時に約1年チャレンジしました。

結論から言うと、

✳もう二度脱ステはやりたくない

✳結局最後はステロイドにお世話になって肌の炎症を落ち着かせた。


最終的にステロイドでお肌を落ち着かせたので

これは【脱ステ失敗】と言えるのかもしれません。


でも、あまりにも全身のアトピーが酷くて、

あの時はもう心もカラダも限界でした。

アトピーの悪化は、日常生活に支障をきたします。

✳かゆい

✳見た目が酷い

✳寝れない

症状がすべて肌に出るので人前に出るのが怖くなります。

実際に私は脱ステ中、のべ1ヶ月弱仕事を休みました。

ちなみに私の脱ステは完全に自己流


脱ステと同時にやったこと

実は脱ステと同時に始めたことがありました。

それは玄米菜食です。


玄米菜食とは、

玄米野菜を中心にした食生活のことです。

肉はほぼ取らない感じ。

マクロビオティックのようなものです。


今でこそ、肌の再生には

【タンパク質=お肉など】が大事と理解し、

プロテインまで飲もうとしているの私ですが、

当時の私は、

【肉はアトピーを悪化させるもの】

と思い込んでいたのです。

思いこみの力は強いもので、

その頃の私は一切お肉を受け付けなくなっていました。


好転反応と信じたけれど…

脱ステして、症状が悪化する症状を

【好転反応】といいます。

好転反応とは、

良くなる前に一時的にカラダに不調が出ることです。

これは本当なのでしょうか。

当時は、

この悪化は好転反応でこれが終われば元気な肌になる

そう信じていました。

私も確かに好転反応はあるとは思います。

ただ、アトピーの人の脱ステの好転反応は

とんでもない。

非常に激しい症状(超絶悪化)が起きて日常生活に支障をきたします。

私の場合も突然の食生活の変化と脱ステに、カラダはすぐに反応しました。

あっとゆう間に全身に湿疹まみれになったのです。

普段ステロイドを塗っていない、太ももや背中やお尻や手まで、もはやふつうの肌の部分がなくなってしまいました。

猛烈なかゆみと、ボロボロ落ちる皮膚と、
元の顔がわからないくらい真っ赤に腫れ上がる顔。

一日の中で、1秒もかゆみを感じない時はありませんでした。

実際に脱ステの症状がひどくて入院される方もいるくらいです。

私は入院はしませんでしたが、

前述の通り、仕事を休まざるおえない程酷くなりました。

波があるものの、肌が元気になっていかない

最初の1ヶ月を過ぎると、爆発していた肌の湿疹は少し落ち着いたようにも感じました。

でも、そこから数ヶ月間

ずっとかゆいし

ずっと湿疹は出てるし

炎症が出たところがどんどん色素沈着して

カラダじゅう真っ黒(茶色)になっていきました。


お風呂の時に鏡にうつる自分の姿を見てよく泣いたものです。

脱ステし、全身にでた炎症が乾燥してくると、

また痒みが強くなりました。

そしてかくたびに大量の皮膚が落ちました。

毎朝、シーツに落ちた垢を集めるのが日課になりました。

そんな日々の中で、

この先、肌は元気になるのだろうか…

そんなふうに思うようになりました。。

心とカラダに限界を感じて皮膚科へ

ずっと痒くて

ずっとカサカサして

ずっと不快な状態で

1年近く経ちました。


もう二度と薬に頼らない

と心に誓って始めた脱ステでしたが、

一向に良くならない肌に、

私はすっかり疲れてしまっていました。



そして、脱ステをやめることを決めて

皮膚科へいきました。



皮膚科では案の定というかいつも通り

抗アレルギー剤とステロイド外用薬を処方されました。


指示された通りに薬を飲んで、

荒れ果てた肌にステロイドを塗って、

私の肌は通常の肌に戻りました。


ステロイドを塗ったことで、

今までの苦労が水の泡になってしまった。

とは、思いませんでした。


これでやっと普通に暮らせる

と、ほっとしました。

脱ステ経験まとめ

脱ステをしたのはいまから約9年前。

今も時々悪化してステロイドにはお世話になっています。

でも、9年前の脱ステ以前の頃よりも薬に頼らないでいられる時間は増えた気がします。

それは食生活を気をつけるようになったことも関係あるかもしれません。

脱ステ当初は玄米菜食を徹底していましたが、

しばらくたって、やっぱり肉類(タンパク質)をとやないとまずいかもな、という感覚が起きました。

抜け毛が増えて歯茎が弱くなったのです。

今はタンパク質をしっかりとろうと心がけています。


もし、

脱ステを始めた時に玄米菜食をせずに

タンパク質をしっかりとっていたらどんな結果に

なっていただろうと思うことがあります。

でも、

私はもう脱ステはしないと思います。


もしかしたら再び脱ステして

健康なお肌を手に入れる

ことができるかもしれないけれど、

その前に立ちはだかる症状の悪化に

耐えられる自信はもうありません。


私は脱ステしなくても

時々おクスリに頼ってもいいと思っています。

もうあのつらい日々は送りたくないです。

その代わり、食生活や睡眠などには気をつけて

いこうと思っています。



脱ステをしたことはひとつも後悔してません


アトピー患者として貴重な経験ができました。


脱ステがアトピーの人にとっておすすめかどうかはちょっとわからないというのが正直なところです。


するにしてもしないにしても

しっかり勉強することがとても大事だと思います。


私は健康法マニアなので、

これからもいろいろな健康法を試していきます!









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