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【本を読む】東京農業クリエイターズ

」は、お米や野菜を育成する生産行為だけでなく、様々な要素を掛け合わせて新しいモノを創り出す要素としてもピックアップされ始めています。

クルックフィールズは、音楽プロデューサー・小林武史さんを筆頭として、「人」と「農」と「アート」の掛け合わせをしております。

モノよりコト。今回のコロナウイルス禍による、外出規制によりモノはネットでいくらでも手に入るが、コトは手にすることが出来ません。

感染拡大が落ち着いたら、ヒトが求めているニーズは、本当に大きく変化していくでしょう。

本書は、東京都国立市で農園を営んでいる小野淳さんの本です。農園は、「くにたち はたけんぼ」と言う名前で、こちらは、「農家」「市民」「国立市」の掛け合わせです。

本書では、コミュニティ農園と呼ばれており、農業体験だけでなく、動物とのふれあいや、忍者体験、婚活まで、「圃場」を通じて都市と農業を繋げていた農ビジネス書です。

アンケートによると「30代の7割が農業体験してみたい」と回答したそうです。非常に農の将来に期待できる回答だなと思います。

わたしのような30代は、バブル期を経験した両親の元で育っていることもあり、農とはあまり接点がなく育ってきたので、農業に対する憧れのようなものがあります。

国内だけでなく、海外でも農を取り入れる取り組みが行われております。韓国やニューヨーク、ロンドンのような大都市で、農と都市を繋ぐ、都市農業に関する取り組みを実施しており、

都市の課題を解決する農」として取り上げられておりました。

世界的に地球に優しいサステイナブルな商品やビジネスが注目されており、世界の大きなトレンドに農が入ってきております。

本書を読んで、「農」の大きなトレンド感を感じれただけでなく、これからの農との関わり方を教えてくれて本でした。

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