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ミーハーA子さんの魔法の口ぐせ


A子さんの口ぐせはちょっと変わっています。

「だって」でも、「めっちゃ」でもなく
「経験として」というのが
彼女の口ぐせなのです。


たとえばチェーンの飲食店で
期間限定商品や新メニューが出ると
「経験として、食べてみたい。
うん、経験としてさ。」
と言って、その日には足を運び
翌日にはその感想を話してくれます。

新しいもの好きで
ちょっぴり食いしんぼう。

いつもニコニコと楽しそうに
旬のニュースに目を輝かせて
色々な話を聞かせてくれるので
私も、周りにいる人たちも
そんなA子さんが好きです。

今まで「経験として」という言葉を
それほど
意識することがなかったのですけれど
一度気にかけると不思議なもので
私もなにかと、心のなかで唱えるようになりました。

経験としてあの山へ登山にいってみよう
経験としてスパイスからカレーを作ってみよう
経験として隣町の道の駅で買い物してみよう


唱えてみて分かったのは
この言葉は自然と
その人のフットワークを軽くしてしまう
魔法の言葉だということです。
行動した結果が
たとえ期待にそぐわなかったとしても
これも経験のひとつ、と捉えると
それほどガッカリはしません。

それ以上に、
いつもと違う行動することで
普段の暮らしがぐっとカラフルに、
ワンダフルに色づきます。



さあ今日は、どんなことを経験してみよう。


そう考えると
何気ない一日の始まりでも
次第に
心が弾んでくるようです。



これからもあたたかい記事をお届けします🕊🤍🌿