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お気に入りの文房具

私にはお気に入りの文房具がある。
彼から譲ってもらった万年筆だ。

最近あまり字を書くことがないし、
僕が持っていても勿体ないから

と、彼は万年筆とインクを
私にくれた。

私は字を書くことが好きだ
大好きだ。
それと、
誰かの手書きの字を見ることも
同じくらい好き。


彼がくれたインクの色は
ブルーブラックだった。
誠実で落ち着いている
(あまり冒険しすぎないところも含め)
彼らしい色だと思った。

すーっと紙の上に滑らせると
スイスイと進む。
インクの濃淡が
字に味わいを足してくれる。
書いている途中、
うかつに手が触れてしまうと
インクが横にのびてしまったりする。

たのしい!

万年筆のおかげで
字を書くことがますます楽しくなる。

調子よく書いていると、
急にかすれてしまうことがある。
インクの補充が必要なサインだ。

インクの瓶を開けて
万年筆の先を浸す。
ペンのおしりの方を
くるくると回すと
万年筆がぐびくびとインクを吸い込む。

この作業も私は好きだ。

手入れをしていれば長く
そばに置いていられる。

なんたって万年も使えるからね!

彼もそう言っていた。

最近日記を書くのときの筆記具は
もっぱら
彼からもらった万年筆だ。

これからもあたたかい記事をお届けします🕊🤍🌿