マーケティングと結婚

経営学の中でも花型の1つがマーケティングです。
というか、世の中の意識高い系の皆さんが揃って口にしますよね、マーケティング。

私はぶっちゃけ意識高い系ではありませんし、バリキャリエリートでもありません。この4月に授業を受けるまでマーケティングって言葉の定義も全く知りませんでした。

4月から始まった講義でマーケティングの授業があるんですが、その教科書の導入部分の、マーケティングとは何か、の話がおもしろかったので残しておこうと思います。

マーケティングのマネジメントは、顧客との関係の創造と維持を目的とした市場志向のマネジメントとなる。重要なのは、それが、「自分の意のままにはならない他者」との関係のマネジメントだという点である。
(中略)
これは結婚と似ている。われわれがいくら結婚したいと思っても、結婚できるかどうかは相手の気持ちしだいである。

石井淳蔵, 栗木契, 嶋口充輝, 余田拓郎, 「ゼミナール マーケティング入門」, 日本経済新聞出版社, 6刷, 2020

つまりどういうことかというと、マーケティングってのは「製品と顧客の関係性を作ったり保ったりすること」だよ、っていうことで、それって結婚に似てるよね、っていうことです。

古典的なマーケティングの分野では、主に4つの要素を扱うんですが、英語にした時のその頭文字を取って"4P"なんて呼ばれたりもします。

  • 製品ー"P"roduct

  • 価格ー"P"rice

  • 流通ー"P"lace

  • プロモーションー"P"romotion

この4つの要素をどうデザインして顧客に手に取ってもらうか、学問としてのマーケティング は主にそんなことを扱います。

なるほどこれは確かに結婚に似てるぞ、と。
どんなに素晴らしい性格の人(マーケティング 的に言えばいい製品)がいたとしても、そもそもその人と知り合うことができなければ(流通がなければ)モテるどころか交際には至るはずもないわけです。
逆に、どんなにいろんな場所に出会いを求めて行っても(マーケティング 的に言えば流通やプロモーション)中身がどうしようもなければ(製品そのものの質が良くなければ)やはり婚活はうまくいかないでしょう。

そんな風に私の中で妙に納得がいったので、大学院のビジネススクールの講義で学んだマーケティング を、人間関係(特に婚活)と絡めながらまとめてみようと思った次第です。

忙しい生活を送っているもので、不定期にはなってしまうと思いますが、市場の反応も見ながらぼちぼち続けていくつもりにしておりますので、どうぞ温かい目で見守っていただけましたら嬉しいです。

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