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【映画】Amazon Prime独占配信『ムーンフォール』雑感~東北おじさん、NASAアルテミス計画応援で語る

月に代わらないで月がお仕置きよ!(物理的に)

ギリシア神話におけるアポロの双子の妹であり、月の女神でもある”アルテミス”。アフターアポロ計画のプロジェクトに対して、妹アルテミスの名を冠するセンスにトキメキ☆トゥナイトだった東北おじさん長谷川誠です。

ですが…、残念…。とりあえず本日(2022年8月29日)のロケット打ち上げは延期とのことで。

そんな残念なアルテミス計画の順延で、先日観た映画を思い出しまして…。ひょっとしたら、この映画もアルテミス計画に触発されて企画されていたんでしょうか。

Amazon Prime独占配信映画『ムーンフォール』

2021年、NASAの宇宙センターは衝撃と緊張に包まれる。謎の力で軌道から弾かれた月が、数週間で地球に激突するというのだ。謎に立ち向かう危険な任務に、NASA副部長のジョー(ハル・ベリー)、超一流の宇宙飛行士だったが、ある事故の責任からNASAをクビになったブライアン(パトリック・ウィルソン)、自称“天文学博士”で陰謀論者のK.C.(ジョン・ブラッドリー)が挑む。果たして、最終手段の核爆弾が用意され、人々がパニックに襲われる中、彼らは人類を救うことが出来るのか? そして月に隠された秘密とは?(C) 2022 UK MOONFALL LLP All Rights Reserved

監督:ローランド・エメリッヒ
出演:ハル・ベリー, パトリック・ウィルソン, ジョン・ブラッドリー

Prime Video作品紹介ページより引用

はい。監督は『インデペンデンス・デイ』『デイ・アフター・トゥモロー』のローランド・エメリッヒさん。大災害映画と言えば…、の監督ということもあり、世間では”破壊王”なる称号で呼ばれているようです。地球を何度壊せば気が済むのエメリッヒさん。

SF好きとして思い出されるのは『インデペンデンス・デイ』。物語のクライマックス、敵宇宙船破壊シーンにおいて、何故か宇宙人の機材に”Mac Book”が接続できてしまうというビックリシーンでしょうか(笑)

とりあえずAmazon Primeをアニメとお笑い以外にも有効活用せねばと思いまして、「あ、ストーム(映画『X-MEN』におけるハル・ベリーの役名)も出てるんなら観るか」と気軽に鑑賞。

公式予告映像

鑑賞後の雑感

はい。ネタバレを避けて…とか思いましたが、上記の公式予告編を観てしまいますとSF好きな”勘のいいガキ”の皆さんであれば、簡単に大体の物語全景がわかってしまうシンプル設計。

「月に隠された秘密とは!?」とか煽っておきながら、何やら不穏な動きをする”月に隠れていた秘密っぽいアレ”が思いっきり公開されてますし(笑)

結局、物語の骨子としては大味ハリウッド映画のドスタンダード。

何やかんやで社会的に追いやられている主人公(真実と正義を貫く超有能キャラ)。陰キャで社会的なマイノリティだけど真実を知ってしまった自称科学者。NASAに残っていた主人公の相棒だった優秀な宇宙飛行士(ハル・ベリー=ポリコレ配慮)。

このメンバーたちが真実に気付き、体制に逆らってでも世界を救う。

現在の生活に不満を抱いていない人などは、ビル・ゲイツクラスにでもならない限りいないわけで。そんな皆が抱える不満を「社会的に追いやられていたとしても、体制に逆らってでも世界を救うぜロケンロー!」ドッカーンと吹き飛ばしてくれる、ドキドキしながら、ポテチバリバリ喰らいながら、HAHAHA!と笑いながら、気軽に老若男女が観られる映画でした。

うん。鑑賞後に深く考えさせられるとか、考察を巡らせるとか、そんな映画ではないですが、鑑賞後感がスッキリ。

ひょっとしたら、SFマニアの皆さんが観た場合はツッコミどころ満載な内容なのかもしれません。しかし、散りばめられていた”とんでもオカルトネタ”については、オカルトスキーとしてキャッキャウフフできました。

これでいいんですよ。ええ。死霊が盆踊りしていたり(『死霊の盆踊り』)、トマトが人を襲ったり(『アタック・オブ・ザ・キラートマト』)するんですから、そんなに映画に目くじら立てて科学的整合性や文学性ばかりを求めてはいけません(笑)

最期に~これに見えて仕方なかった点

あのー、月に隠されていた秘密っぽいアレ。

小さい何かが集合体となって動き回っているアレ(予告映像参照)。

これ、観た瞬間に思ったんです…

もう、これ、『スター・トレック BEYOND』じゃん!

実はトレッキー(スタートレックマニアの呼称)なワタクシ。

ウニウニと動き回るアレを見た瞬間から、ずっと頭の中で『スター・トレック BEYOND』の名シーンが流れておりました。

ウネウネと集合体のようになり攻撃してくる小さい宇宙船達に対し、カーク船長やスポックたちが反撃を開始。攻撃手段は、ビースティ・ボーイズの『サボタージュ』を大音量通信で流す(笑)

スタートレックも好き、ビースティ・ボーイズも好き、というおじさんにとって、好き×好きという”ハンバーグカレー”的なお得感のある名シーンです。皆様よろしければ、こちらもどうぞ(笑)

ということで、アルテミス計画を応援しつつ、本日のEDテーマ曲はビースティ・ボーイズで『サボタージュ』。長谷川誠がお送りいたしました。合掌。

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