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近隣への引っ越しあいさつ、イマドキはNG?Twitterでわかる賃貸暮らしの新常識

進学や就職、転職など環境が変わるときに多くの人が経験するであろう、住まい探し。Twitterでは、家を借りるときに知っておきたい有益情報や失敗談が山のようにツイートされています。

ツイートまとめサービスのTogetter(トゥギャッター)がお送りする「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド」、今回のテーマは「賃貸暮らしの新常識」についてです。

おとり物件に振り回されたくない

賃貸物件を探す際、不動産ポータルサイトを利用する人も多いでしょう。そんなとき、運悪くヒットしてしまうことがある「おとり物件」についての投稿が話題になりました。

「おとり物件」とは、問い合わせや来店者数を増やすために掲載し続けている物件情報のことで、掲載されている部屋は、実際は成約済みなどで入居できないものがほとんど。こうした行為は宅建業法32条で禁止されています。

賃貸仲介サービス「ichikari(イチカリ)」やWebメディア「お部屋探しの教科書」(https://ichikarijent.com) を運営している、なかゆーお部屋探しの人( @ichikaritokyo)さんによると、おとり物件広告の特徴として「周辺環境の画像だけで、物件の写真が何も登録されていない」「家賃相場より安い金額設定になっている」「募集掲載を出してから日数が経っている」といったポイントがあるそうです。

ツイートを見た人たちからは「決まってるのに物件情報が削除されてないことがある」など複数の反響があり、おとり物件に引っかかってしまった経験がある人は少なくないようです。

対策としては「店舗に行く前に本当に物件が空室かどうか確認して、あやしい場合は物件の目の前で待ち合わせて内見希望と伝える」といった方法があるとのこと。

なお、不動産ポータルサイトでは通報窓口を設けているので、事実と異なる情報が掲載されているとわかったら、連絡することをおすすめします。

さまざまな「その道のプロ」も多く活用するTwitter。こういったプロ視点の有益情報が得られるのもTwitterならではかもしれません。

「飲食店が入った物件」本当に避けるべき?

お部屋を探す時に「飲食店が入っている物件は避けた方がよい」という話は以前からまことしやかに言われていますが、その理由についてのツイートが拡散されました。

リロ氏/LiloSHI( @ly_rone)さんは以前住んでいた物件の1階に居酒屋が入り、その後に起きた出来事を挙げています。

「違法駐車で車出せない」「車にキズつけられる」などのほか、繰り返し挙げている「Gが増える」ことに切実さが感じられます。

しかしリプライの中には「飲食店の上に住んでいるけどGなど一度も見たことない」という声も。また、近くにあると便利だと思われるスーパーやコンビニ、その他のジャンルのお店に対しても要注意だという話も見られました。物件を選ぶときは近隣のお店についてもどうなのかを見極める必要がありそうです。

ご近所へのあいさつはしないのが正解?

引っ越ししたら「近隣へのあいさつ」をするべきかどうか、迷った経験を持つ人もいるのではないでしょうか。世代などによっては「あいさつするのは常識」と考えている人もいるようですが、今どきは「しなくて正解」という場合があるようです。

初めての一人暮らしで、ご近所へあいさつするようにと父親に菓子折りを持たされたワンライ(@verytanoshii)さん。しかし行く勇気がどうしても出ず、結局自分でお菓子を平らげてしまったというエピソードが話題となりました。

ワンライさんの行動に対しTwitterユーザーからは「行かなくて正解」という声が。また「不動産屋から『女性の一人暮らしを知らせることになるからあいさつしないでください』と言われました」という体験談もありました。世知辛い話ではありますが、特に一人暮らしの女性の場合は防犯面を重視して「近隣へのあいさつは行かない」という選択も十分あり得そうです。

退去時の費用トラブルを防ぐには

賃貸物件を退去する際は、借りた時と同じ状態で明け渡す「原状回復義務」があります。それに掛かる費用をめぐってのエピソードが拡散されたことも。

ツイート主のCHOCO(@choco_mugi)さんは借りていた事務所から退去する際、不動産屋さんから原状回復費用として11万円を請求されました。しかし請求額に納得がいかず、消費生活センターと東京都の賃貸ホットラインに相談したところ、11万円の請求が一転、7500円返還される形に変わったそうです。

これほどまでに差額の出るケースは珍しいかもしれませんが、原状回復費用にまつわるトラブルは多くの人が経験しているようです。東京都の「賃貸住宅トラブル防止ガイドライン」が基準を明確に示しているとして拡散されたことも。

貸主、借主、お互い正しい知識を持った上で、気持ちよく最後を飾りたいものですね。

まとめ

できるだけ失敗したくない賃貸物件選び。さまざまな経験値のある人たちが活用しているTwitterでは、不動産屋さんからの有益情報や貴重な体験談が入手しやすいようです。

住まいの条件について何を優先するのかは人それぞれ。情報を上手に活用しながら、快適な暮らしを目指していきたいですね。

この連載は毎週月曜日に更新しています。今後もTwitterでバズった、あるいは興味深いトピックを解説していきます、お楽しみに!

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