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今どきの高校生、LINEはもう使わない?Twitterで見えてくる世代間ギャップの楽しみ方

今まで当たり前に使っていた言葉やモノが、若い世代にとっては古いと気づいた瞬間、切なくなりますよね。「ジェネレーションギャップ」はTwitterでもバズりやすい話題のひとつ。

ツイートまとめサービスのTogetter(トゥギャッター)がお送りする「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド」、今回のテーマは「ジェネレーションギャップ」についてです。

「めっちゃ」はすでに時代遅れ…?

ジェネレーションギャップを感じる対象として真っ先に挙げられるのが、言葉遣い。例えば「ナウい」や「チョベリバ」は、もはや死語という認識を持つ人も多いかと思いますが「めっちゃ」についてはいかがでしょうか。筆者自身、めっちゃをめっちゃ使いますが、先日、青柳美帆子(@ao8l22)さんによる「今の若者は『めっちゃ』を使わない」というツイートが話題になりました。

「めっちゃはおじさん用語になったのか…」「マジか(というのも言わないのか?)」「めっちゃめっちゃ使う」など、衝撃を受けたという声や、方言になのでは、という考察などもあり、さまざまな議論が展開されていました。

いっぽう、若い人は使わない言葉に関心を持ってくれる人もいます。

会社員のごんごん(@gongon_fg)さんは、会議中に上司たちが使う耳慣れない言葉を「おっさんビジネス用語」としてビンゴにして遊んでいるそう。


新卒入社時、会議中に飛び交う「一丁目一番地」「よしなに」といった言葉の意味が分からなかったというごんごんさん。それらの用語が他部署でも使われていることに気づき、興味を持ったのがビンゴを作るきっかけになったそうです。


「言葉が古い」と笑うのではなく、自分なりの楽しみ方で理解しようとする姿勢がとても素敵ですね。同時に、自分では当たり前に使っている言葉でも「理解できていない人がいるかもしれない」と振り返ることも、時には必要かもしれないと考えさせられます。

高校生にとってLINEはもう古い!?

ジェネレーションギャップの波はデジタルツールにも及んでいます。

大学生のseri(@seriserimisa)さんによると「今の高校生にとって、LINEは年上と連絡を取るために仕方なく入れるアプリ」らしく、今の高校生の連絡手段は、InstagramのDMが基本。「連絡先の交換」といえばInstagramで相互フォローすることを言うのだそうです。


この投稿に対し「初対面でLINE交換は重たいし、怖い」「高卒の新入社員にインスタ教えてくださいって言われてびっくりしました!」など、実際にLINEが敬遠されているエピソードが。

しかし「初対面はインスタだけど、仲良くなったらLINEで会話する」「僕はLINEを使っている高校生なので希少種ですね」というコメントもあり、LINEを使う現役高校生もまだまだいることが観測できました。

アラレちゃんか禰豆子か?アニメのキャラも世代で変わる


目の前に現れた現象に対し、どんな漫画やアニメのキャラクターを想起するか。これも世代間で違いが出やすいものです。

Twitterユーザーのももか(@abc_momoka0718)さんが、運動会で「両手を広げて走っている子ども」を見た時のこと。一緒にいた親戚のあいだで思い浮かべたアニメのキャラクターが『Dr.スランプ』の「アラレちゃん」『NARUTO-ナルト-』の「ナルト」『鬼滅の刃』の「禰豆子」というように、世代によって連想した内容が分かれたそう。それぞれ昭和・平成・令和の時代を代表する作品のキャラクターが挙げられており、世代間の違いが見事に現れています。

このツイートについては他にも「エイリア学園かな?」(『イナズマイレブン2』に登場する学校)「ハットリくん!」など、両手を広げて走るキャラクターの例が集まり、Twitterならではの世代間交流が起きていました。

このようにTwitter上では、言葉や文化において新陳代謝が起きていることをきっかけに、世代を超えたコミュニケーションが生まれている例を多数観測できます。幅広い世代が利用しているTwitterならではの現象かもしれません。

以上「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド」でした。

この連載は毎週月曜日に更新しています。今後もTwitterでバズった、あるいは興味深いトピックを解説していきます、お楽しみに!

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