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「キッザニア」は現実を知っている大人だからこそ反応してしまう話題の宝庫

子どもがさまざまな職業を体験できる施設「キッザニア」。Twitterでは、社会人目線で感じるキッザニアのおもしろさがたびたび話題になります。

ツイートまとめサービスのTogetter(トゥギャッター)がお送りする「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド」、今回のテーマは「大人の視点で見るキッザニア」です。

実際に働いていた人も唸るリアルさ

キッザニアは世界中で展開されている職業体験型のテーマパーク。日本では東京・兵庫・福岡にあり、100種類以上の多様なアクティビティの中から本格的な職業・社会体験ができます。

Twitterでは、予想を超えるリアルなプログラムがたびたび注目されています。

例えば、ヤマト運輸の体験ブースでは「フォークリフトの作業安全心得」や「電話に貼られたテプラ」など、細部にいたるまで本物の営業所さながらに再現された内装が話題に。

写真を投稿したTwitterユーザーは「”若干の殺伐感が漂う街場の狭小営業所”を完全再現してる」とコメント。他にも、「子ども向けでも、子どもだましにはしない熱意と誠意を感じる」といった賞賛や、実際に営業所で働いていた人から感心する声が寄せられ、盛り上がりました。

キッザニアでは、同伴した親御さんがお子さんの職業体験中の様子を見ることもできます。

Twitterユーザーのメルセデスベン子(@nomolk)さんは、コールセンターのブースでお子さんが監視モニターに見守られながら粛々と電話対応する様子を見て「自分の子どもが本当に労働させられているみたいでおもしろい」とツイート。

また、セキュリティサービス「ALSOCK」のブースでは、お子さんに対応するスタッフの厳しさが、大人に対するそれと同等だったという報告も。

内装からアクティビティの内容まで、社会人から見ても妥協なく作りこまれていることが伝わってくる話題ですね。

銀行の複利で通貨が増える

また、キッザニアの施設内で使える専用通貨「キッゾ」が注目されたことも。

キッゾは、職業体験をした利用者に給料として支給されるもの。キッゾは施設内のデパートで商品を買ったり、バスツアー参加などの娯楽に利用することができるだけでなく、キッザニア内で銀行口座を開設すれば預金や引き出しまでできるという本格仕様です。

Twitterユーザーのみのりさん(@minori_aoki)のお子さんが、キッザニアの銀行に12年間キッゾを預けた結果、年に2回5%の利息がつく銀行のシステムにより、金額が大きく膨れ上がっていたそうです。

みのりさんは「これが複利の力…!とびっくりしてる」とコメント。この投稿に対し、元本がいくらだったかを知りたがる声や、現実の銀行では考えられない金利の高さをうらやむ反応も寄せられました。

お金に関するシステムを現実と比較して考えてしまうのもまた、大人ならではの視点と言えそうです。

大人が体験すると感じるノスタルジーもある

キッザニアが話題になるたびに必ず出てくるのが「大人だけど体験したい!」という声。そんなニーズを受け、キッザニアでは大人向けに施設を開放する機会も設けています。

キッザニア東京で提供されている、貸し切りプランを体験したTwitterユーザーの投稿が注目を集めました。一緒にキッザニアを楽しんだ人たちから「おれパイロットになりたかったんだよなあ」「本当は看護師が夢でした」といった昔の思い出がだだ漏れていて、帰宅後に泣きそうになったとのこと。

ツイートを見た人からは「夢半ばで挫折する人も多いですもんね」とほろ苦い反応もありつつ、「夢と現実を知った大人にも、たまには夢を思い出させてもらえる機会と場所」というポジティブな声もあがりました。

まとめ

Twitterで拡散されるキッザニアの話題から、社会人から見ても予想を超えてくる質のサービスを提供していること、実際に体験したことがあるかないかに関わらず「思わず大人目線で反応したくなる」ポイントが多いことが分かります。

これらの話題がSNSで拡散されることでサービスの認知拡大につながり、それが結果的に新たな子どもの利用者の増加に貢献しているのかもしれませんね。

以上「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド」でした。  

この連載は毎週月曜日に更新しています。今後もTwitterでバズった、あるいは興味深いトピックを解説していきます、お楽しみに!  

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