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マクニール『世界史』ノート

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マクニール『世界史』ノート⑤大戦の間で

マクニール『世界史』ノート⑤大戦の間で

アメリカの孤立主義第一次大戦後、アメリカはヨーロッパの問題にかかわらないようにする孤立主義を採り、国民も政府の活動に関心をはらわず個人の財産づくりに励むようになった。この時期のアメリカは栄華を極め、その後世界をリードする国にのし上がる。

直近では共和党のトランプ政権が孤立主義的な政策をとったことが記憶に新しい。アメリカでは共和党が自国を優先させる傾向があるのに対し、民主党(オバマ政権など)は国際

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マクニール『世界史』ノート④第一次世界大戦

マクニール『世界史』ノート④第一次世界大戦

第一次世界大戦は、西欧の帝国主義国家が「同盟国」側と「連合(協商)国」側の2陣営に分かれて戦った戦争。最初は数か国の戦争だったが、各国の同盟関係を軸に参加するプライヤーが増えていき、結果的に計25か国が参加する国際的な戦争に発展した。

なお「世界大戦」と言われているが、実際はヨーロッパ(西欧)がメインの戦争である。

時代
1914年〜1918年

きっかけ直接の原因となった事件は、オーストリア

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マクニール『世界史』ノート①現代の礎を築いた「産業革命」と「民主革命」

マクニール『世界史』ノート①現代の礎を築いた「産業革命」と「民主革命」

本記事はマクニールの『世界史』を簡潔にまとめた内容を投稿していくシリーズ第一弾。現代から扱っていきたいので、内容的には産業革命後からとする。

時代1789-1914年。第一次世界大戦前まで。

イギリスの産業革命とフランスの民主革命がセットで起きたことで、西欧は莫大な富と力を手にし、他の国々をはるかにしのぐ存在となる。言い換えると、西欧は産業革命と民主革命で世界をリードする存在となったともいえよ

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