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異質な空気。


 福祉を生業にしていることもあり、サービス残業を長年させられてきた。昔はあまりにも残業が酷すぎるので、残業代金を請求したことがあった。

 するとーー

 「えっ!請求するの!?」

 と、上司に真剣に心配された。

 ここで、異質なのは、上司である、その人が真面目に心配してきたということだ。
 
 要は『お前、大丈夫か!?』というニュアンスだ。
 
 シリアスな空気に残業代を撤回した僕だったが、今、考えると異常なことだ。

 社会には、なんとも形容し難い、理屈では、推し量れない『空気』が存在する。(個人的には、ブラック企業に多い気がする)

 会社という枠組みが、産業革命から確立されてから幾星霜。この空気を確立した言語にできないというの中々に不思議だ。

 そんな、僕も社会の空気を吸い続け成長した。
 今では立派な、アル中です。

 僕が酔っているのか?
 
 社会が歪んでいるのか?

 謎は深まるばかりだ。

 

菩薩になれるわ!


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