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カリビアンカルチャーを味わい、ラグーンでシュノーケリング#DAY49

ユニオンアイランド2日目。

実はノープランな2日目。昨日のパームアイランドや周辺の離島に行こうかと水上タクシーを探したのだけど、高い!

往復4人で300ECドル(約13,000円)。昨日のヨット貸し切り9人で1人240ECだったことを考えるとキツい。それで、ユニオンアイランド内のシュノーケリング楽しめるchatham Bay まで歩いて行こうかと思ったけど、同行者は半分歩くのが嫌いな人たち…。

じゃあ水上タクシーで!と思うも、往復200ECで拘束時間によっては…みたいなことを言いだして断念。

それじゃあマングローブも森の先にラグーンがあるから、シュノーケリングできるかどうか(魚がいるかどうか)わからないけど行ってみようかとなってそこへ向かうことになった。ローカル向けのバンで。

観光客向けのレストランは高くて手が出ないから(昨日のロブスターは奮発したが…)、ローカル向けのレストランで弁当を買っていくことにしたけれど、ここの店主のジェニファーさん、値段も教えてくれないうちから料理を作り始めようとしたり、すぐできるよと言いながら1時間待たされたりして大変だった。これがカリビアンタイムと呼ばれる困ったところ。

なんだかんだでバンにはうまく乗れて、マングローブの森。

揺れるつり橋を渡り、ラグーンへ。

このカイトサーフィン、ここユニオンアイランドにスクールがあるんだけど、初心者が1人で楽しめるようになるまで3H ×5回のレッスンを推奨してて器具もインストラクターも全部付きだけれど1回195USドル。約10万円なりー。この島の滞在費や食費も考えると約20万円ほどかかる。

これ貴族の遊びだったんだと衝撃を受けた。(レッスン費用はスクールによってまちまちだけど、まあ高い)

今回の旅行でお金のかかる遊び、お金持ちだけが知ってる遊びっていっぱいあるんだなぁという学びを得た。

ここの現地の人が言うには、

まあなんでもここじゃ100USドルとか平気でかかったりして高いけどさ、何のために生きてるのよ?金稼ぐためじゃないでしょ?貯めるためじゃないでしょ?楽しむためでしょ?楽しまないと。太陽浴びて、友達と酒飲んでさ。金がない?そのカメラでいっぱい写真撮ってさ、HDにデータ移して、本体は売っちゃえばいいじゃん。

みたいなことを言ってて、漁師とビジネスマンという懐かしい話を思い出した。

メキシコの田舎町。海岸に小さなボートが停泊していた。
メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。
その魚はなんとも生きがいい。それを見たアメリカ人旅行者は、
「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」 と尋ねた。
すると漁師は「そんなに長い時間じゃないよ」と答えた。旅行者が
「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。おしいなあ」と言うと、漁師は、自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だと言った。それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」と旅行者が聞くと、漁師は、「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。戻ってきたら子どもと遊んで、女房とシエスタして。 夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって…ああ、これでもう一日終わりだね」

すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。

「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、きみにアドバイスしよう。いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、漁をするべきだ。 それであまった魚は売る。お金が貯まったら大きな漁船を買う。そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。その儲けで漁船を2隻、3隻と増やしていくんだ。やがて大漁船団ができるまでね。そうしたら仲介人に魚を売るのはやめだ。自前の水産品加工工場を建てて、そこに魚を入れる。その頃にはきみはこのちっぽけな村を出てメキソコシティに引っ越し、ロサンゼルス、ニューヨークへと進出していくだろう。きみはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」

漁師は尋ねた。

「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」

「20年、いやおそらく25年でそこまでいくね」

「それからどうなるの」

「それから? そのときは本当にすごいことになるよ」と旅行者はにんまりと笑い、

「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」

「それで?」

「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、日が高くなるまでゆっくり寝て、 日中は釣りをしたり、子どもと遊んだり、奥さんとシエスタして過ごして、夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって過ごすんだ。 どうだい。すばらしいだろう」

というやつ。

価値観はそれぞれだけれど…となるやつ。

ここの景色を見てるとそれもありだなぁと思いつつ、先進国民として娯楽の少なさに数日で飽きちゃうと思うんだよな。こういうのは短期で滞在して不便、不具合に気づく前に去るのが正解なんだと思う。

だって、一度快適さを知ってしまったらもう知らなかった日々には戻れないでしょ。

とにかく、今はシュノーケリングを、目の前の見たことない青を楽しむ時間。

デカいハゼ?カサゴ?的なのが見れた。

昨日、透明度の高いTOBAGO CAYSを経験してしまったから、この日の海はちょっと埃っぽいというか浮遊物が多くて透明度がいまいちだなぁと感じてしまった。間違いなく綺麗だと思うんだけどね。

たぶん、今までなら、おー透明度高いなぁ!魚いっぱいいるなぁ!と感動したんだろうけれど、悲しいかな、ぼくはより良いものを知ってしまった。

もう知らなかった日々には戻れないのだ。

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