だめだ、組織の全容を知っている人間が誰もいない…#DAY29
先週はまずは他の国の視覚障害者団体はどんなウェブサイトになっているのかを見て、何が必要かのイメージを膨らませた。
そして今日は、まずドメインとサーバー代はいくらかを調べた。最初、Wordpressで自分で書こうかと思ったけど、ぼくの任期の終わった後も適切にアップデートできるかどうか、その手間をちゃんとかけてくれるかどうかを考えたときに、たぶん無理だなと思ったのでやめた。
けれど独自ドメインは使いたいからWixかJimdoの月額課金が無難かなと思った。それでドメイン代も含めて月6.5USドル程度。それもかなり妥協して。出せなくはない…が、結構きつい。
何人かに話を聞くと、NPO向けの安いのがあるらしいがよくわからなかったからまだ確認できていない。
ともかく、それほどの費用感だというイメージは掴めた。
で、現在の組織の財務状態が知りたい、貸借対照表を見せてくれと初日に依頼していたものが用意できてるか確認するためにスタンリー(会長/全盲)に電話。
経理は非常勤で女性が必要なときに記帳しに視覚障害者協会のオフィスの方に来ているから来たら用意させておくという話から進展しているか確認したかったのだ。
残念ながらまだ来ていないとのことだったので、ちょっとランニングコストがどれほどかイメージするためにオフィスの賃料を聞いた。
そしたら、衝撃。賃料を払っていなかった。電気代も。
もちろん違法に占拠しているというわけではなく、ライオンズクラブが払っているのだそうだ。
じゃあ現在視覚障害者協会が払ってる費用って何があるんだ?という話だけれど、給料だけだという。
協会の予算は国から毎年4,000USドル。そこから障害者の方が製作するモップや竹細工の家具の素材を仕入れてやりくりしているはずだ。
事前の情報では素材の仕入れの支払いに手間取っているらしいという話があった。だから給料の支払いだけというわけではないはずだ。
それにその給料ってそこで働いている障害者の人の給料と言った。
理事で副会長ジョセフや非常勤の経理スタッフの給料は?高齢の視覚障害者に食事を配給している原資は?点字指導の教材費は?
そもそもモップや竹細工の売り上げはどれくらいあるのか?利益率は?事業として成立しているのか?
誰も正確に知らない。そもそも会長のスタンリーでさえ視覚障害者が何人いるか把握していない。
ジョセフの大枠でしか把握しておらず、細かい数字は全く知らない。
これは困った。
だって、せっかくウェブサイトのだいたいの費用感がでても財務状況がわからなければ、それが許容内なのか無理なのかの判断がつかない。
ぼくとしては、サブスクリプションを導入してマンスリーサポーターを募りたいし募金ボタンも欲しいと思っているからウェブサイトは欲しいんだけれど、ちょっと道のりは険しそう。
水曜日、ぼくは貸借対照表を受け取ることになっているけれど、果たしてどうか。かなり怪しい。だって、ウェブサイトに張り付ける用の写真をくれと言っても、だれに聞いてもたぶんどこかにあるはず!〇〇に聞いてみて!でたらい回しにされてるんだもの。
当たり前のようにデザインの大枠つくって見積もりだして承認得ようとしたけど、その前提となるものがあれこれ足りないという事態でちょっとびっくりした。
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