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【超・独断と偏見】MBA・MPA各校の雰囲気/空気感を忖度なしに書き綴る【1,000人に聞きませんでした】

みんなでノリに乗って書いてたら大変な毒舌長文になってしまいました。。内容はタイトルのとおりで、めんどくさくなってしまったので前口上は省略します。アフィなどありませんので、純粋な妄想読み物としてお楽しみください!(念の為ですが全てフィクションです。念の為。)

それではMBA編から!!

  1. HBS
    世界を変えるリーダーになれ!みたいな押し付けがすごいが、この押し付けを難なく信じられる無垢な自称リーダーの集まり。本当のリーダーはMBAに来ているほどお暇ではないのではないはずなのですが、本当のリーダー像を人類に提示してきた権化なので結果オーライ。
    在校生同士でお互いをめっちゃ利用し合うカルチャーは日本人学生の中でしばしばアメリカ的と評されますが、違います。HBSにそういう学生が集まっているだけです(Facultyは超世俗的な人と学者然とした人が二極化している印象あり、まぁいずれもTeachingはすごくしっかりやってくれているので学生的には何でもいいです)。ケースの事前リーディングをやるグループがなんだかんだ言ってもめんどい&当たり外れが多いですね。学部生時代に1,2回だけ飲み会で一緒になっただけの顔見知り以下の同級生から「久しぶり?元気?キャッチアップしよう!」という連絡を受けたときには何か利用される未来が確定しています。Win-Winにできるならいいのかもしれませんけれども。
    起業家養成校より経営者養成校の性質が強いので、なんだかんだ言っても夏にヘッジファンド/PEファンドでインターンできるやつが偉い&そのまま転職できたら最高みたいな空気感が「主流」です。その意思決定も所詮は得体の知れない「主流」に乗っているだけで、深い自己理解や将来像が欠落している場合が多いです。
    卒業後もワイン片手に相手の年収を探りながら生活水準を自慢し合う上品な下品さがあり、降雪量と併せてGSBから内々に嘲笑されていますが、Alumniの数の論理で押し切れるのであまり相手にしていません。

  2. GSB
    Stanford大好き人間の養成工場。念願叶っての西海岸留学、だがいつまでも田舎臭いダサさが抜けない。自覚が無いあたりも痛々しさがあるが、それを校風と履き違えている向きさえあります。Anyway, とりあえず今から泣くまで自己開示しようぜ!(5分後)泣いた。。。Stanford最高!!!
    何かやりたいらしいが結局何をやってるのか&やってきたのか&やりたいのかが全く見て取れない、そんな人たちの集まり。そんなに何かやりたいならMBAなんか行かずに最初から起業か立候補すればいいのではないのかと思わせてくれますが、MBAなんて所詮はモラトリアムだということを身をもって示してくれているのかもしれない。Stanford最高!!!
    学部生レベルのポエムをTwitterやFacebookで垂れ流してドヤっていることをHBS連中に内々に嘲笑されがちですが、日照時間の暴力で完全勝利を勝手に自認している。天気がいいって、いいじゃない。卑屈になるより何者かになったかのように錯覚できている方が人生楽しいよきっと。何より天気がいいしね。Stanford最高!!!
    5人に1人ぐらいは上記した幼稚なノリも見せずに淡々&粛々と地力を高める系の人がいます。その人たちが面白いor卒業後に日の目を見るかどうかは別問題ではあるのですが。
    あっ、天気はいいです。Stanford最高!!!

  3. Wharton
    要領がよく様々な意味で洗練された人材が集まるイメージ。地味とまで行かずともあんまり目立たないのが珠に傷かもしれない。まぁ全部イメージなんですけどね。イメージは大事ですよ。天気あんまりよくないしね。
    稀に尖った人がいるものの、そういう人材は概してAlumni内では浮いている/煙たがられているので余程でない限りは話題にしない方が安全。地味に派閥意識があるコミュニティではありますね。まぁHBSの他人を利用し尽くそうカルチャーやGSBの快晴ナチュラルハイとは一線を画していることの裏返しでもあるのですが。
    大体はHBSのInterviewで落ちてます。というか、少なくとも出願時点でWhartonを敢えて第一志望にする理由が(HBSとGSBに嫌悪感を抱くand/or落ちる以外に)あまり見当たらないのです。だけどWhartonを卒業する頃にはそれも全然気にしていない。Whartonで良かったと晴れやかな笑顔で口にする。その笑顔に嘘はない。もし嘘っぽく見えてしまうなら、それは貴方の眼が曇っているのですよ?いいえ、一般論です。
    ファンドへ等への転職はあんまり強くないイメージで、なんだかんだ派遣元に戻る人が多いかな。ファイナンスやってた人がファイナンス極めるとかならいいのかも。と言っても近年のベンチャーバブルでシーズ発掘の方がファイナンス実務より重宝されがちなので、マンモス校たるHBSやSVツーカーのGSBの方が生きやすさはあるのかなぁ。
    塩崎議員が希望の星。でも彼以降の10年弱は曇り空ということかしら?天気が悪いって大変ねぇ。すなわちStanford最高!!!

  4. Booth
    素朴で真面目な人たち。ゆえに印象に残りにくくもある。質実剛健的な。特筆事項あまりなし。。。助け合いカルチャーは強いです。

  5. Kellog
    Boothとは対照的になんか言い知れない華があります。ところで、言い知れないサムシングがある、というのは、本当にそのサムシングがあることを意味しているのでしょうか?それとも実は何もないのでしょうか?
    Alumniが仲がいい&意外に大成している人が多い印象です。
    最初からランキングとかあまり気にしない人たちが自然と流れ着く場所で、傍目にも楽しそう。特別優秀ではなさそうなのだけど、なんだかやっぱり楽しそう。そんな姿を傍目に見ても特に腹が立たないのは、愉快な人たちが集まっているからなのかしら?それともTierが違うという前提で上から見下しているから??No pro、Kellogの人たちはそんなくだらないことをいちいち気にせずマイペースに上品に生きていますし今後も生きていきます。それじゃまたね、元気でね!

  6. CBS
    真面目で愚直な人が多い。SIPAを内心では蔑んでいます。意外にウォール街に残らないですね。あっ、SIPAを内心では蔑んでいます。ちなみに、SIPAを内心では蔑んでいます。

  7. Sloan
    日本から受かる人たちは別にMIT的な尖りもない普通の真面目な人たち。大学全体としてもめっちゃ素朴なのはキャンパスの朴訥具合からも感じられます(というか隠しようが無いレベル。線路周りとか三重県みたいやで?)
    大学全体としては起業してみようみたいなライトな雰囲気はありつつも、MBA生の大半は別にテックに詳しくはないし、金や名誉にさほどに執着が無い、気のいい心優しい(ゆえにエッジに欠ける)人が多い。
    直接は口には出さないが、特に日本からの企業派遣のSloan Fellowsを心の中でそこそこ蔑視しており、友人知人が受験しようとすると全力で止めてくる(実例多数)。SDMは割と面白がるのでコースを受講することもあるが、Media Labは内輪感が強すぎるためかあまり近付きたがらない(そもそも現地ではそんなに存在感がない。日本でのMIT Media Lab礼賛はマジで謎of謎、ただの研究センターよ?)。
    伊藤穰一には会いたがる程度のミーハー感を有してもいる。
    究極的にはTechの研究者の大学なので、他校のようにMBAえらいぞみたいな謎のノリが薄いという点は、人によって高いフィット感がありそうです。もちろん弱みとも言えますね。

  8. Judge
    Cambridgeの一部ということに強い誇りを持っているが、学内ではその歴史の浅さから表に裏に蔑まれまくっており、また、合格難易度の低さから米国勢にも蔑まれまくっているが、これを自覚しつつも気が付かないフリをしている。なんか色々強みがあると自称しているがあまり関心を向けてもらえない。これも自覚しつつも気が付かないフリをしている。在校生にはいい人(というか米国MBAによくある下賤さが薄い人)が多い。

  9. Said
    Oxfordの一部ということに強い誇りを持っているが、学内ではその歴史の浅さから表に裏に蔑まれまくっており、また、合格難易度の低さから米国勢にも蔑まれまくっているが、これを自覚しつつも気が付かないフリをしている。なんか色々強みがあると自称しているがあまり関心を向けてもらえない。これも自覚しつつも気が付かないフリをしている。在校生にはいい人(というか米国MBAによくある下賤さが薄い人)が多い。
    はい。JudgeとSaidの差を滔々と語る在学生が散見されますが、所詮は誤差なんですよね。個別にやりたい産業分野があるのならMBAじゃなく他の修士か博士に行けばいいじゃない?OxBridgeのOxBridgeたる所以としての深みはそこにある気が。デュアルディグリーならコスパはいいかもしれない。
    どうせCollegeでネットワークの大半が決まる&所詮は1年プログラムなので、OxBridgeを名乗るなと学内で言われがちなのも涙ながらに頷けます。最近はアジアの資産家のドラ息子が親の肩書と金に物言わせて記念に修士取りにくるみたいなケースが爆増していて学内で非難轟々なので、学内におけるMBAの地位が相対的に向上してますけれども、そんなこと学外には関係ないんですよ。
    建物はさすがの風格、だが案の定天気は悪い。Stanford最高!!!

  10. INSEAD
    トレンドや主流派を最初から嫌っているへそ曲がりが多いのですが、大半は順当に優秀なのです。まぁフォンテーヌブローとシンガポールとあとどっか?でかなり雰囲気違うんですけどね。あんな短期間で回されちゃ適応できないまま卒業です。
    一定頻度で「パリに住みたい」という何の中身もない理由だけで適当に出願した帰国子女が紛れ込むが、10ヶ月なのでバレずに軽やかに修了する。本当、あの人たち何考えて生きてきて何考えて生きて行くんだろう。はい、国費派遣のあなた(たち)ですよ?
    HBSやGSBの学生はINSEADがFTなどの世界MBAランキングで1位に君臨していても、そんなランキングの存在すら知らないor全く気にしていないことが大半。でもこの手のランキングの妥当性を強く検証した上でめっちゃ早口で語りかねない。そういうのフランスっぽいのかもしれませんね、英語の発音が特徴的すぎて何言ってるかあんまりわかりませんけれども。あとパリはマジで臭いよ?

  11. NUS
    色々な事情でNUSを志し、色々な理由で合理化することに成功した色々な人たち。
    日系ファンドでインターンして日系ファンドに就職する感じ。なのになんでわざわざ留学したのか?社内選考通りやすかった上に受かりやすかったからですよもちろん。
    国際色は豊かですが英語ネイティブじゃないとこの国際都市での生存確率は激低です。だから日系ファンドに拾ってもらうことになるんですけどね。だったら日本で安くて美味い飯食えばいい気がしてきます&実際に夢破れて山河ありケース多数。

  12. IE
    あまり見ないので生態不明ですね。。。

続いてMPA編!!!

  1. HKS
    自分たちこそが世界を作るのだと信じてやまず、これを多少なりとも上品に醸し出してくるため、他大学はおろかHBSほか学内スクールの神経をも軽やかに逆撫でしてくる。まぁらしいと言えばらしいしHKSが地球上でそれやる最後の砦なのでセーフというか黙認?
    根アカの集まりに見えるが実は大半が根暗。夜中に深い話をしたがる。意外に本当に深いが、それゆえの面倒臭さもある。
    法律を書いたこともなければPL/BSも読み解けない駒場や日吉の学部生みたいな各国の役人が各国政府から給料と手当と学費をもらって駒場や日吉みたいな生活してお友達作りに励むのがMPP。これに比べればMPA2は多少はまとも(大して面白い人もいないが)。MC/MPAは割とまとも(持論や経験談をご講釈くださるばかりで話が全く通じない人も一定数いるが)。MPA/IDもまともだけと結構謎(というか気付いたら黙って一人でアフリカに行って帰って来てるみたいな感じ)。
    なんだかんだ言って合格難易度(合格率ではないです)はMPPとMC/MPAが双璧で高い。前者は白人優先の色合いが根強かった反動からかアジア女性を不自然なレベルで優遇している。Affirmative Actionのつもりか知らないけど、当人たちに失礼の極みでしょ。後者は世界レベルの競争で目を惹く平均15年とかの実務経験を日本で培うのは無理ゲーに近く、真面目に働いてきただけの人では到底受からない。MPA2はGREのスコアさえ取ってあとは普通に出願すれば、MPA/IDは涙ぐましい原体験を涙ながらに書けば、ともに難なく受かります、まぁ日本人枠の取り合いなので運ゲーですが。MPPやMC/MPAはWhy you?に対する答が日本ベースのキャリアだとかなり作りにくいという声多数。

  2. Fletcher
    自己肯定感が順当に高い根アカの集まり。総合的にはHKSより社交的で要領もいいのではないか。
    外交をメインにする学校ながら、そもそも政策評価や政策立案なんてものはわざわざアメリカの大学院で学ぶ必要もないはずなので(研究するなら別だが、原則は自国で実務やればええやん?)、その意味で外交スクールの価値は相対的に高く、当然に残当。
    だがキャンパスは超ちっちゃい。ただの丘かよ。丘って言っても日吉のアレとは比にならない小ささだぞ。だがそれすらも愛らしい。
    帰属意識が強いが内輪感は外交大学院だけあって低い。人数が少ないのは残念。外務省や国際機関でナチュラルに偉くなっていくので、50歳とかになると強いネットワークになってそう。それまでは我慢だ...

  3. SIPA
    役人がなんとなく出願してなんとなく受かってなんとなく卒業しがち。
    小泉進次郎先生の母校。
    ジェラルド・カーティスとランチして喜びがち。CBSとは心の壁が厚く高く立ちはだかる。
    マンモス校、ダイバーシティ、so what?

  4. SAIS
    SIPAと違って骨太感というか安全保障やってます的空気感がすごい。みんな様相が怖い。全員警官に見えなくもない。
    日本の政治家と近いかと思いきや、実は特別近いわけでもない(APIまわりが属人的にネットワークが強いだけで、政治全体に影響を与えるほどのものではない。まぁCIAと二人三脚だったJapan as No.1時代の残滓なんですけどね)。
    そもそも霞ヶ関・永田町の学歴コンプは良くも悪くもハーバードに向きがちなので比べる必要もない。
    実務家のプライドという意味ではHKSより遥かに健全ではなかろうか。結構な頻度で変な人も混じってるけど、まぁインテリジェンスなんてそういう世界ではありますよね。
    なんかフレッチャーと仲悪いイメージある。

  5. Woodrow Wilson
    全然見かけない。
    気付いたらスクールの名前が変わっていた。
    入るのは本当に難しいと思われるが、わざわざ入る理由があまりピンと来ない。研究に移りたいけどMPPから、とかなんでしょうか。MAとは別のはずなんだけど。
    まだ大半が白人のはず。行って溶け込めるのか純粋に謎。受かっているのは自他ともに認める真面目な人。

  6. Harris
    真面目で優秀だけどクセがすごい人が多いイメージ。自分がクセがすごいと自覚していないが、いいやつらなので何とかなっている。でもクセがすごい。日谷ヒロノリみたい。

  7. Cornel
    Ivy Leaguerじゃん!と忘れずに褒めてあげましょう。
    政策研究では古豪らしいので出願&進学する人は意外にハイセンスなのかも。知らんけど。

  8. UC群
    非帰国子女の役人が忙しくて大して出願準備ができなかったが人事院留学を先延ばしできずに入学しがち。
    概ね気候がいいので楽しく過ごして後悔もなし。
    英語が話せないので何かを得て帰ってきたという話は殆ど聞かない。
    Facultyは非常にレベルが高いので大変に勿体無い。
    マンモス校の強みをカチ無視して日本人だけでタムロってる。あんたら国費留学で外交官扱いで来てるんちゃうの???

  9. OxBridge
    外務省の英語スクール以外の役人以外に行ってる人を知らない。
    「PPE楽しそう」といろんな人と話題には上がるが、いまの外務省から学士相当のPPEに3年も国費留学できるかどうかは不明。
    外交官として行く分には最高なのではないでしょうか。チャタムハウスとか地味に入り込めるしね。
    外交官ではない人が国際機関にキャリアチェンジするために挟むならケネディかフレッチャー行っとく方が無難。光栄ある孤立の精神は結構根深いので。
    JICAやJBICのあなたは間違っても出願・入学しないように。同級生に相手にしてもらえる理由がありません。英国の伝統は重いですよ本当に。排他性という言葉では到底言い尽くせません。

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