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〈バレンタインリース〉を研究


今、この撮影のために準備したチョコをもぐもぐしながらPCに向かっています。
ちゃんと美味しいのを購入しました。
自分のためです。
いや撮影のためか。
ひとつリースを仕上げて、しかも上手にできて(言い方)、
とっても気分のよい、そんな昼下がりのtoccorriですこんにちは。

気分よいこのタイミングでnoteに向かっているのは理由があって。
これからまとめるnoteの内容は、考えるたびにちょっと悶々としがちだから。

ということで、美味しいチョコをほおばりつつ、エスプレッソが温かいうちにさっそく本題へ。



toccorriの悶々


普段から、〈四季の移ろいを、リースを通じて感じる暮らし〉をご提案しているtoccorriです。
そんなtoccorriですが、やっぱり得意な季節と苦手(って言っちゃダメなんだけど)な季節があります。
先が長いので詳細は端折りますが、
得意でも苦手でもなく、これまでスルーしてきた季節。
それがこのバレンタインシーズン

バレンタインって、(特に)若い女性にとっては年間通しての一大事。
とにかくたくさんの方が、
「チョコとなにか」を探してあちこちお買い物にいそしむ季節と、
個人的には理解しています。

そんな商機をみすみすスルーしまくっているのには理由がありまして。
とにかく、アイデアが降りてこないのです。
結婚も出産もひととおり通過してしまった私。
これはモチベーションの問題でしょうか。
いや、たぶん違う。

ここをご覧いただいているみなさんは、〈バレンタインのリース〉というと、どんなものをイメージされますか?
ためしに画像でググってみてください。



・・・・・・・・・・。


販売されている方や会社様を悪くいうつもりは毛頭ございません。
けど、だけども、、、
ここから先は個人の感想、つぶやきです。

私個人的には、
大切な人に贈りたいと思わないものがどっさりと売られています。

日本人の方をメインに販売のご案内をしているので
〈バレンタイン=女性から男性に贈る〉を想定して考えています

何度頭をひねってみても、
例えばググってみてヒットする「バレンタインリース」を贈って、
自分の大切な人(多くの場合は男性)が喜んでくれる
お部屋に掛けてもらうイメージがわかないのです。


でも、これを書きながらㇷと考えてみた…
そういったリースさんたちは、男性向けではなくて、
女性がバレンタインシーズンを楽しむためにお部屋に飾るのかな。
そんな、わくわくするこの時期を楽しむためのアイテム
という位置づけかもしれませんね。

トッコリのつぶやき



じゃあ自分で作ればいい


ですよね。
私もそう思います。
文句言わずに作ればいいじゃん、と。

何度もそう考え、数年前から、お正月がくるとバレンタインリースのことを考えるようになりました。
だけど、一度も成功したことがありません。

〈贈る女性のお気持ちを表現するリース〉
     ×
〈男性が受け取ってうれしいリース〉


という掛け算がうまくいかないのを実感して数年が経ちました。

ですが、今年のtoccorriは違う。
なぜなら今年は、
2023年に向けてのカレンダー大作戦というのを名言してしまったからです(笑)

2月のページにはバレンタインリースを載せるぞ!!! 
というのが、大きなモチベーションとなり、
数年来、蓋をしてきた難題に取り組むことと相成りました。



コンセプトを考える


【コンセプト】
①受け取った男性が喜んでくれるリース
②一人暮らしの男性のお部屋に掛けてもらっても馴染むリース
③女性の〈贈る〉気持ちを表現したリース
④toccorriの世界観は絶対に変えない、妥協しない


大事なポイントとしては、「男性に贈る」というのが前提です。
女性がご自身で楽しむバレンタインリースとは目的が違います。



ぶち当たってきた壁たち


過去にこのリースで挫折してきた原因=壁がいくつかあります。

壁1⃣ 男性の部屋に馴染むリースの引き出しが少ない
→toccorriの持ち味は種花をはじめとした花モチーフ
花モチーフを使いつつ男性的なイメージにするのが超難しい



壁2⃣ 女性のお気持ちに〈赤〉を使いたいけど、コンセプト①、②と矛盾しがち
→〈赤〉と、短絡的に男性モチーフとして〈青〉を使ったら、
トイレサインみたいになったことがあってトラウマに。。。



トイレサイン


壁3⃣ シンプルに難題すぎた。
→前述したコンセプト①~④を矛盾なく満たすイメージ、技量、モチベーションがなかった



突破のきっかけ


きっかけもいくつかあります。
ひとつには〈モチベーション〉。
前述しましたが、カレンダー制作を鑑みモチベーションが爆上がりした、
つまりちゃんと向き合う時間を作りました

ふたつめには、引き出し。
昨年から取り入れ始めた〈革花〉。
この、革の、渋いクールな印象をうまく使って壁を打ち破ることができるんじゃないかと考えました。
昨年からいくつか革花のリースを作ってきていて、toccorriの作品への馴染みっぷりもお墨付きです。

結論から言って、この革花をうまく取り入れることで、壁の1⃣~3⃣すべてを打破できたと感じています。


初めてのリリース:toccorriのバレンタインリース


こうしてできあがったリースがこちらです。

ここで、今回のリースのコンセプトのおさらいです。

【コンセプト:大切な人に贈るためのリースの理想】
①受け取った男性が喜んでくれるリース
②一人暮らしの男性のお部屋に掛けてもらっても馴染むリース
③女性の〈贈る〉気持ちを表現したリース
④toccorriの世界観は絶対に変えない、妥協しない


コンセプトの
①受け取った男性が喜んでくれるリース 
②一人暮らしの男性のお部屋に掛けてもらっても馴染むリース は、その方、そしてその方のお部屋でご判断いただくしかないのですが、
自分でいうのもナンですが、
そして言ってしましますが、


現状ググって出てくるバレンタインリースさんたちよりはその可能性は高いと思っています
少なくとも、現状そのようなリースはとっても少ない。
その中で、〈バレンタインに贈りたい方のニーズに沿うリースを作る〉という目的は達成できていると思っています。


コンセプト③女性の〈贈る〉気持ちを表現したリース は、赤いリボンで表現。


さらには革花の中にも、小さな、真っ赤な気持ちを仕込んであります。

話は少し逸れますが、
この、革花で使ったネイビーの革が、今回すごく良い仕事してくれています。
こんなにも渋く、シックに、
そしてブラウン系でまとまりがちなコーヒー豆の花のリースに、
かっこよい挿し色として大活躍なのです。

そしてトイレサインのトラウマも見事に打破💛←これが一番言いたかった



リースのリリースとカレンダー掲載予定


こちらのリースを、1月中にはオンラインショップにてリリースします。
(リリース完了したらこの部分は情報更新します)

そして無事に、カレンダー用の撮影も完了!!
こちらのバレンタインリースは晴れて2月の顔として、
【2023年toccorriカレンダー】へ掲載予定です。

カレンダーは、2022年12月にtoccorriの作品をお迎えくださった方と、
掲載作品をお迎えくださった方へ無料でお渡しする予定です。
ですのでこちらのリースは、[2023年カレンダー付]での販売となります。
(カレンダーのお届けは12月予定)



ということで、今回もつらつらと書きました。
販売の準備がだいぶ整いました。
あとは私のPC作業を残すのみ。
週末に、集中してリリースの作業を完了させたいと思います。


カレンダーネタも、今後も続けていきます。
次回のカレンダーは3月。
おひなさまのリースです。


どうぞお楽しみに。

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