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🎧オシャレさに包まれたなら

シルクのおパンティといえばどんなものを想像しますか?

それは。
妖艶、艶やか、艶かしい、レーシーな、生地の少なそうな…そう、夜の香り。

そんな私はシルクな女。
ふふ。昼間の太陽が似合うタイプと見せかけてシルク。ギャップ萌え。
いやーん!

って違う、違うんですよ。
最近のシルク素材といったら、それはもうシンプルなものでして、綿素材にしか見えないし、なんならサイズも豊富で、お尻をすっぽり包み込んでくれる上、色も割と地味なラインナップで、外に干しても「ああ、この家にはおばちゃんが住んどる」(ほっとけ!)というものが多くございます。

シルク素材というのは、冬暖かく夏涼しい、肌あたりもとてもよいうえ乾きも早い。
一度履いたら最後、シルク素材なしに生きていけないお尻となってしまった、なんて贅沢な尻になっちまったんだ私!


ということで、今回のすまスパ、ゲストはカニさん!!(この流れで!?)

カニさんといえば、ファッショニスタです。
オシャレ。それもそのはず、セレクトショップの店員さんや店長さんも経験されてるし、その上、パリコレ、ミラノコレのバイイング経験もあるのです、バイーン!
ちょっとそこのオシャレなお姉さん♪の領域を超えておる。
webデザインもされているし、お料理の腕前もすごいです、食べたことないけど、見たらわかるやつやん!これ絶対美味いやつやん!ってなるやつです。

そんな女性の憧れを詰め込んでいるのがカニさん。
ちょっと緊張しちゃうじゃないですか。
こちとら、綿にしか見えないシルクのおパンティ(地道色)で大満足の女です。
ひゃー、緊張するー!どうする?
一回zoomするから、ちゃんとした服着る?メイクする??
いや、夜だし風呂上がりだし、ノーメイクごめんなすって!ドキドキ…


そしていよいよ、正真正銘素敵女性!と私が勝手に緊張している相手のカニさん登場!
おお!とても笑顔が素敵でフレンドリー。
着ているワンピースもオシャレだけどリラックスムード。
「わー、とき子さーん!」そういって画面越しに振ってくれた手は、私の周りのママ友たちと変わらない気さくさがあって、むしろ、勝手に緊張しててごめんねテヘヘ!みたいな気持ちになった。

そう。
私にとって、ファッションとは、ちょっと緊張を伴うものだったのかもしれない。

オシャレを楽しむ、というよりは、周りの目がとても気になってしまう若い私がいた。
「ダサいと思われないだろうか」
「流行っているこれを買ったはいいが、着こなせない」
「あれさえ買えれば間違いないはずだけど、ちょっと高いどうしよう」
若い私は、あれこれ考える。
待ち合わせ場所に行って、自分よりキラキラとしたオシャレな人が溢れていると、途端に全ての自信をなくす。
そうかと思えば、昨日買ったばかりの服を身に纏っているときは、最強の気分に簡単になれた。
足先が痛い、肩周りが窮屈、そんな不具合は我慢我慢。
だって、ほんのちょっとでも、可愛く見られたいもの。

20代まで、私にとってファッションは、ちょっと厄介な相手だった。
30代になると、ようやくリラックスを覚え始め
「人がどう思うかより、自分が好きかどうか」に重点が置かれる。
それでも、やっぱり、品よくオシャレに見られたい。あわよくば20代に見られたら飛び上がって喜ぶ。

そして40代。
格段に「自分がどれだけ心地いいか」に重点が置かれるようになる。
年齢が重なるのは自然の流れであるので、無理に抗うのではなく、今ある自分と向き合えることこそが重要、という思考になる。

冒頭のシルク素材もそうだが、とにかく私にとって、素材はとても重要になっていて、最近ではリネン(麻)が気に入っている。
若い頃は、洗濯するとシワっぽくなるそれがとても苦手だったが、今は、クタクタになればなるほど愛おしい。

ところで私は買い物が下手なのか、リネン素材でこれぞ!というボトムスになかなか出会えない。
丈が短い、太すぎる細すぎる高すぎるなどなど。
トップスに関しては、綿Tシャツや、リネンのワンピースなど、比較的「好き!」というものに出会えるのだが、ボトムスはちょっと履き心地が悪いと、もうそれでとてもイライラしてしまうのだ。

イライラする!は、更年期だけでお腹いっぱいであって、洋服に関して、そのストレスは一切取り除きたいもの。
そんなわけで、最近ではボトムスは作っている。
これがまた、心地良すぎてリラックスしすぎるのか、娘に「お母さん、パジャマ着替えてないの?」と聞かれる始末で、「ゴリゴリ着替えとるわい!」ってなるので、出かける時は、アクセサリーやバッグ、メイクなんかが重要になります。
ナチュラルと手抜きの紙一重感、ファッションやっぱり、私には課題が多い。
けど、今が1番リラックスして楽しんでいるから、歳取るっていいなぁと思う。

カニさんは、そういった着心地の良さも重点に持ちながら、かつ品の良さを兼ね備えている。
カニさんが紹介していた赤いスカートは、私のハートを撃ち抜いた。
とにかく着心地が良さそうな上、作り手のコンセプトにも心が持っていかれる。
何より鮮やかな赤は、パッと目を引く美しさがあって、派手な色なのに、品があった。
素材とセンスの良さが完璧なまでに手を取り合っていて、画面越しに思わず「わぁ!」と言う。
しかし、お値段の方も「わぁ!」だった。
今の私には、ちょっとハードルが高い。未来の私がいつか買おうと決心するかどうかもわからないが、あれは、カニさんにとっての出会いだからこそ、あんなに美しいのだろうなという気もした。

きっと、ファッションに対する考え方は、全く違う生き方をしてきた。
だからこそ、こだわり抜いている人の話を聞くというのは、それだけで心地がいい。
そこには知らない扉だらけかと思いきや、案外、身近な肩肘を張らない雰囲気の扉をカニさんはいっぱいに開いてくれて、勝手に緊張していた自分が、なんだかもったいない。

そう、ファッションにもカニさんにも、つまり人と出会うということだけど。
緊張しちゃう、どうしよう!?と楽しまないのは非常に勿体無いと、力強く思ったわけです。

前半、大いに大好きなユーミンについて語っているカニさんは、とてもキュート。
「ユーミン、めっちゃ足長い!ユーミン、めっちゃスタイルいい!」

それ、私も同じテンションでいう。
「カニさん、めっちゃオシャレ!めっちゃセンスいい!ご飯食べたい!!」

大好きを追い続ける人っていうのは、人を惹きつける力があります。
憧れと、緊張は比例するので、やっぱり実際お会いするときは緊張すると思うんだけど、きっと引き寄せられるように、カニさんに会っている自分が想像できる。
すまスパ、すごいな。2022半分過ぎたけど、まだまだ私の世界が広がりそうです、ふふふ!


カニさんの赤いスカート


衝撃的に美味しそうなお料理たち!


カニさんインタビューに答えてます。
前中後編とあって、カニさんがいかにファッションと向き合って来たかが詰め込まれていて面白い!


私、作ったったシリーズ。

今季作ったパジャマと見まごうリラックスパンツたち。
私もキレイ色のスカート履きたかった。えーとシワシワに見えるけど大丈夫(何が)
実はセットアップにも挑戦 大量にリネンを買えたから!
これこそアクササリーしないとパジャマになる笑
作り方の本はこれ一択






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