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初めての人でもできる!ブランドの作り方

企画人として⑤

今回は貴重なブランドを立ち上げるまでをご紹介します!デザインをしている方なら日常的な事なのかもですが、"靴下の"となると珍しいのでは⁉️着想は2018の冬から企画スタートしてローンチは2019の冬。私の会社も半世紀近く経ち商品ラインナップが混沌としてきていた時でした。偉大な先輩方や創業者が示すもの以外になかなか新しいものが生まれてこない。失敗が怖いのかチャレンジができない企業になってきたなと感じてたところに相談案件が転がってきました。既存ブランドをコンセプトから練り直し、生まれ変わらせたい!とのこと。ここで外部プランナーさんに委託してブランディングのプロと!とは費用面的にも難しく自社内で進めることになりました。さてさて何から手をつけるか?これ結構考え込んじゃう人多いみたい。でも簡単です!ウチみたいなプロダクトがキツい会社が陥りやすいんですけど、シンプルに言うと「履く」が主役の靴下なので、素材だけ凝っても、色だけ派手でも、編機が凄くてもブランドぽくはならないんです。

履く人の行動をデザインする

まずこれですね。コロナで私達はいろんな予定失った。今でこそですが、自粛期間中は旅行やイベントライブのような非日常的な行事は中止。友達や同僚との交流がリアルからデジタルに変わり、近所のスーパーへの買い物も緊張感があり外出自体がとてもありがたいと思えましたよね。在宅も外に出ないという予定であり、この短期間で生活様式を変えるまでに至った。でもまだどうしたらいいかがわからないのが正直なところですよね?そこにこの靴下いいですよ!って言っても響かない。何をするためにこうしよう!だからこれを履こう!という行動を提案するのです。この企画では"ばりばり働く方がお家で心地よく過ごす"と決めました。その一年後にコロナがくるとは(゚o゚;;

ゆるくてあったかい心地よさ

パワーワードって大切です。これがなんなのかを現すもの。このブランドがブレないために必要な原点。これを私は言葉に求めます。今回企画した5種類の靴下は、どれもが"ゆるくて、あったかくて、心地いい"素材と編み方と色にしています。

トーン&マナー

でたーった感じですか?トンマナってやつです。これも難しくないです。企画メンバーでまずはブレストする。とにかく膨らまして、あとは直感で情報をできるだけ絞る。そうするとこのブランドに必要なものだけが残る。その時に作ったのがこれ↓

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見るだけでわかるものをひとつ決めて、企画する時に常に側に置いておく。商品や販促ツールやお店まで、これがあればブレないです。

親和性の高いコラボ

これ今っぽい。新しく立ち上げるブランドなので認知度を高めるために当初は必要と思っていました。振り返ると、これも行動提案のひとつだと理解できます。シェアオフィスで繋がった(これも当時今っぽい笑)方を通じて紹介いただいた『KINTO』さんと協業しました!

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なぜKINTOさんのタンブラーを選ばせていただいたのか?共に"あったかい"が価値として共通していて身体を暖めるものだったからです。もちろんKINTOさんのブランディングも素晴らしい!こともあります。靴下が柔らかいものなので、硬いタンブラーとは実は相性がいい。しかも身体の内、外から暖めるという完璧な補完関係❗️間違いないってやつです。代官山でのレセプションはバリスタさんもお呼びして楽しい会でした☺︎

『Snug』と命名

ここ数年は言葉の神様に感謝です。企画人としてまだ現役として唯一活躍の場を許された?のがコピーライトや商品説明。自分で望んだのもあり、商品デザイナーやグラフィッカー達が苦手領域なのもあり、割とすんなり任せてくれます(苦笑)。それもありnoteでの連載に発展したとも言えます(^^;; そこで巡り逢った言葉が「Snug」これ見つけたときキター!と思いました。メンバーも気に入ってくれたので即採用でした。

意味→居心地のよい,気持ちのよい,心地よく暖かい,ぴったり合う,不自由のない,こぎれいな



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