富雄丸山古墳発掘調査現場の一般公開に行ってきました(後編)
前編はこちら↓
造出し部粘土槨 墳頂から工事用のタラップを下ると完掘された墓坑とその内部の粘土槨が見えてきました。墓坑は約7.4m×約3m×約1m、粘土槨は約6.4m×約1.2mの大きさです。この粘土槨は造出しを造り終えテラス部に砂利を撒いた後にわざわざそこを掘り返してから構築されており、埋葬が終わり墓坑を埋め戻した後に墳丘2段目斜面が構築されていました。つまりこの埋葬施設は古墳を築造する段階では当初計画されていなかったものの、古墳の築造中に計画が変更され急遽造られたものだ