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保険外でも生活を支える。

今日は、保険外サービスで介護保険のサービス提供エリア外で支援をしてきました。

突発の受診対応や庭のお手入れや草むしりなど、定期的に利用頂けている保険外のサービスですが、本日はカーテンの洗濯で、次週はタンスをゴミで出す支援が入っています。

経済的に苦しい方でも負担感なく利用していただきつつ、なんとか人件費も支払いながらも利益が出るような料金設定で工夫していますが、それでも説明の際には高いといわれる事もありますので、いろいろと状況や内容に応じて柔軟に対応できる金額の工夫は必要と思っています。

幅広く活用してもらいたいので基本の料金以外の交通費等は頂かないので、その部分では驚かれる事もありますが、今後どこまで保険外のサービスの需要が広がるかでいろいろと検討しないといけない領域だろうな、と思います。

今更しっぱいしたなぁ、と思うのが”保険外サービス”と銘打って宣伝している事で、ちょっと分かりにくいんですよね。・・・なので”何でもお手伝い”くらいのネーミングで良かったかもしれないと思っています。

今日は事務所がある登別市とは違う市の山間部の車も入れない狭い坂道の路地の奥のお宅でカーテンを取り外してコインランドリーに持って行って洗濯して元に戻すという作業でした。

旦那様が生前の頃は旦那様が定期的に洗濯してくれていたそうですが、亡くなられて10年近く手つかずだったとの事で、クリーニング店等に問い合わせてみても当日の内に作業が完了できる所がなく、困り果てていた時に担当の地域包括支援センターの職員さんに相談した所、当事業所の保険外サービスを紹介していただいて問い合わせいただいたとの事でした。

カーテンの取り外し作業をしながら、ご本人ができるカーテンの金具の取り外しやコンパクトに畳む作業はしていただきながら、昔の話やカーテンにまつわる思い出話しなど聞かせていただきました。

そういう会話の中で、年をとって出来る事が減ってもだれかの何かの役に立ちたい、という想いを聞き、そういう想いを大切にしながら何か実現できる事はないかといろいろとお話もさせてもらいました。

洗濯を終えて綺麗になったカーテンを設置すると、綺麗になったカーテンを見て大変喜んでいただき、僕も嬉しかったです。

出来ない事があってカーテンの事も諦めていたけれど、こうして綺麗にしてもらえてこれからの生活も明るく元気に過ごせそう、と言って頂けて本当にお手伝いさせてもらえてよかったと思いました。

他にも困った事があったら何でもできますので、という事でもしかしたら草むしりとか依頼を頂けるかもしれません。

まだまだ自分で出来る事はあるけれど、それでも高いところに手がとどかなかったり関節の痛みとかで低い場所の作業ができなかったりして、本当は自分でしたい事を諦めているような事が、少しでも誰かの助けで解消出来る事で意欲的に前向きに過ごせるようになるというのは大切な事だと思いましたし、やはり介護サービスが必要になる前の段階でどこまでそういう自立支援が提供できるかどうかが重要だなぁと思いました。

出来ないことが増えて諦めてしまう方向ではなく、出来ない事があってもまだ出来る事がある事にフォーカスできる事が本当に大切で、その為にはちょっとした出来ない事でも誰かの援助があって解消できるような環境がある事でだいぶその先の生活の質に違いが出るんじゃないかなぁ・・・と。

そういう事を相互に助け合える地域づくりができれば、それは良い感じの地域包括ケアになりますよね。

そういう地域づくりのお手伝いをしていきたいな、と改めて思いました。

ランニング・ウォーキング記録

さてさて、草むしりや畑仕事で体力を使いすぎてグロッキーになっていて、全身的に筋肉がおかしなことになっていたり、あいにくの雨天で走りたくても走れなかった今日この頃ですが、今日は本当にいい天気で久しぶりに走ってきました。

久しぶりだったので5km完走できるか微妙でしたが、ドタドタのペースでもなんとか走り切る事ができました。
走ったあとのウォーキングも気持ちいいですね。
のんびり歩きながら、北海道もいよいよあったかくなってきたな、と実感しました。

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