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マッチングアプリep②-5:いか君 ~理性と戦う彼~


このお話はマッチングアプリで出会った
遠距離男女のノンフィクション備忘録である。


★登場人物
・いか君
関東在住
各地を出張する5歳年下君

・私
北国在住 

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このお話は、↑ 続きです。




彼がホテルを出る1時間前。

お互いに目を覚まし
おはよう。のあいさつ。

そしてまた馬乗りになって来た彼からの
キスの雨。

寝て数時間前に思い出した
”何もしない”という約束を
また忘れたのかこのわんちゃんは?

それにしてもなんてスイートな朝なんだ…と
寝不足で回らない頭で呑気な事を
考えていたその時だった………



さっきまで軽いキスだったのに
とたんに深いキスを繰り返してくる。

そこから私の腰を少し浮かせ
身体の隙間がないぐらいぴったりと
ぎゅっとハグをされる。


彼 ”俺たちの今の体勢やばいね”


衣服越しにでも、
彼が興奮しているのが分かる。

今の状態…
服着てなかったらはいってるよね……ははは
なんてアホなこと考えているけど私も大概だ。
ただでさえ濡れやすい体質なのに
こんな事されたもんだから大洪水だ。
なんなら自分の意思に反して欲している。

勘弁してくれ……



彼 ”ねぇ…胸触っていい?”

そういいながらもすでに彼の手は
私の胸をさわっていた。

服に手を入れ
下着にも手をかけ
遠慮がちに直接触りはじめる。

さらにホックに手をのばし
外そうとしてくる。


だめだめ
これ以上許したら戻れないような気がして
ベッドに背中を押し付け全力で拒否する。


彼 ”ねぇ背中あげてよ だめ?”

私 ”ダメ”

彼・私 ”(笑)”

私 ”私まだ眠いからやめて。
   もうそろそろ仕事行く時間でしょ?
         遅れちゃうよ?準備しなよ。”



それを聞いて諦めた様子
もう一度ハグをして、仕事の準備を始める。
変に物分かりの良い彼だ。


女の子と比べて男の子の準備は物凄い早いものだ、、、
ものの数十分で身支度をすませてしまう。

チェックアウトギリギリまで
もう一寝入りするつもりで、
ベッドの中でぼーっとしていた私に
"あと数分"とくっついてくる。

スーツにシワつくど、、、とぼんやり思いながらも
くっつきむしを受け入れる。

 
直ぐに仕事へ行かなきゃいけないい時間をむかえ


私 "約束守ってくれてありがとう
   本当はしたかったでしょ?"


”ありがとう。”
だけでよかったじゃないか自分よ。
したかった?なんて本人に聞くまでもないでしょうが。
ほんとに…
気になる子に意地悪したくなって
余計なことを言ってしまう
この小学生みたいな思考に自分でも呆れちゃう。


彼 "…いや別に……"


彼からは若干不貞腐れた返事が返って来た。
約束は一応守れたけど
心中穏やかではない様子。当たり前か。

そのまま拗ね気味のテンションで
"じゃあね。ありがとう。
チェックアウトは11時までだからね。"

と出勤して行った。


可愛い人。笑





ベッドの上に1人残された私。

はて、出会って三回目。
未遂に終わったものの、食べられかけた。
私達は一体どういう関係なんだろう。

今時の子は身体の相性を確認してからが主流なのかな。
いや年代関わらずそれは人それぞれよなぁ…


今度私たちの関係について直接聞いてみようか…




つづく




次回予告 


----私ってセ〇レなの?ーーーー


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