【詞】また、あした。

言葉ではどうにも足りなくて
暗がりの隅で膝抱えて
声にならない祈りを唄っているんだ
あの夜も この朝も 今も

夢を見ていた 
いつかの 遠い昔の思い出を
音を鳴らして 「楽しいね」
って笑って口遊んだ鼻唄に

あたしの声が
拙く か細く でも確かに

それだけで 
それだけで あんなにも あなたは

どこで何してんだろうな
冷たい夜に 溺れてはないか

失いたくはないな
独りの空に 耳澄まして

言葉ではどうにも足りなくて
暗がりの隅で膝抱えて
声にならない祈りを唄っているんだ
あの夜も この朝も 今も

言葉じゃなくて 口遊んで 聴かせてくれた鼻唄で
知らせてくれよ 「今ちょっと 躓いて心を傷めてて」
「忘れないで 今だって 繋いだ思い出の続き」 

「よかった 間に合って」 「ありがとう」

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