マインドフルネスが上手くいかない人へ
マインドフルネス、瞑想が上手くいかない、効果を得られないという人がかなり多い。結論からいえば、それは「マインドフルネスに対して、納得感を得る」ことに失敗しているからだと思う。少なくとも私はマインドフルネスの効果を極めて大きく享受している。
マインドフルネスの極めて大きな効果
マインドフルネスは極めて効果が大きい。人生における日々の日常の中で、多幸感を得ることが非常に増えた。
大きな効果は、世界を美しいと思えるようになったことだ。子どもの笑顔、緑々とした街路樹、夕日―――そういった世の中にありふれたものが、とても美しく感じられる。
絵画や音楽などに対しても、感動する機会が増えた。これまで素晴らしいと思えなかった抽象画などに対して、感動させられることもあった。
意外な作用は人の感情の機微に対して、まえよりも敏感になったりしたことであった。
マインドフルネスの効果を実感できるようになる前には、とてもとても辛い思いをすることが多くあった。人生の意味を失いかけたこともしばしばあった。マインドフルネスの効果を実感するようになった後、もちろん時には辛い日もあるが、根本的に人生の意味を失うことはなかった。――「またマインドフルネスに集中すれば幸せになれるのだから」と思えた。
マインドフルネスの手法
マインドフルネスの手法については、非常にシンプルなものを推奨したい。Jon Kabat-Zinn著「Wherever You Go, There You Are: Mindfulness Meditation in Everyday Life」に書いてある「自分の呼吸に集中して雑念を消しなさい」という方法である。それ以上のものはない。
同時にJon Kabat-Zinnは「マインドフルネスに、経験による上達というものは存在しない」といった趣旨のことも述べている。定義にもよるかもしれないが、これは真理だと思う。つまり、やればやるほどよくなるとか、練習すれば良くなるということが、ないのだ。
それがマインドフルネスのある意味の難しさである。たくさん本を読んで、勉強すれば、必ずできるようになって、効果を実践できるようになるものではないのだ。
また、効果を得たいという焦り、上手くいっていないという不満が、むしろ効果を得ることから自分を遠ざける。Jonの推奨している手法に基づけば、焦りが呼吸への集中を阻害する。
仏教においても、私利私欲を求める心の働き(=煩悩)がむしろ幸せを感じる気持ちを妨げるという考え方がある。
納得感こそ、マインドフルネス成功の鍵
では、どうすればマインドフルネスは成功するのか。鍵は納得感だと私は思う。
**以下、有料になる。私がマインドフルネスの効果を得た体験に基づく、「私が重要と思うこと」が書かれている。極めてシンプルなことを述べているに過ぎないし、「納得感こそ鍵だ」という結論に少し説明を加えているに過ぎない。それでもいい、という方だけ課金していただきたい。**
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