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「経験値を言語化すること」が理想的なアウトプットであると断言できる4つの理由。

有名な大学を卒業したわけでもなく。

学生時代の部活動で勝ち誇ったわけでもなく。

プロジェクトリーダーに抜擢されたことなどなく。

資格をもっているわけでもなく。

当然、稼ぎも人並みかそれ以下。

そんな平凡な人生を振り返って、

「なんにも良いこと無いな」

と自信を失っていませんか?


私自身も、仕事に、上司に、そして会社に嫌気が差し、転職を意気込んだものの・・・職務経歴がほとんど書けない履歴書を前にして
「自分は今まで何をしてきたのか」
と絶望を感じました。

当然、書類選考で落ちまくり、転職どころか面接すら辿り着けませんでした。

そんな折、知人から紹介された「プロボノ活動」に思い切って参加したことがきっかけとなり、家庭と会社以外の「第3の居場所」を見つけることができました。(詳しいことは下記マガジンで記録しています)

そして、新しい価値観、コミュニティ、そして精力的に活動する色々な人達と出会いました。
自分の人生の視野の狭さに気付かされたと同時に、会社だけが人生じゃないと気付かされました。

そして、そんな人生の転機ともいえる経験をしたことで、小説やら体験談など書くことで少しづつ自分自身を整理して、己を高めようと精進している毎日です。

さて、こんなターニングポイントを迎えている中、

経験値を言語化する

ことが自己肯定感の向上に大きく寄与していることに気づきました。

そこで今回、経験値を言語化する方法と、そのメリット4つを記事としてまとめてみます。

1.言語化する方法


そもそも言語化するとは?

一番わかり易いのはこうやって記事(ブログ)を書くことです。
文章として書く(まとめる)という作業は、文章構成から言葉の選び方までかなりの労力を必要とします。私自身も、本業から帰宅した後に書こうとしても、2時間集中するのがやっとです。

ですが、この作業を楽しめるようになれば、自分の経験をスイスイとまとめられ、自分の可能性を信じることができます。
ポジティブな気持ちが高まっていきます。

記事を書くという行動のハードルが高いと感じる人は、Twitter(X)やFaceBookなどのSNSで投稿をおすすめします。

また、「誰かに聞いてもらう」ことも有用だと思います。
労力はかかりませんが、「誰か」がいないと成立しないので意外と難しいかもしれません。

さて、これらの言語化の方法について、重要なのは「誰かに見られている」ことです。

多くの人は「誰かに見られることが嫌」だと思います。
変なコメントが付いたり、逆になんのリアクションもなくスルーされていると感じたりで投稿する意味がないと思われがちです。

しかし、誰かに見られるということは誰かに見せるという裏返しであって、誰かに説明するという気持ちや意識が言語化には不可欠だと思っています。自分の内側を整理しつつもさらけ出す覚悟を持てるかどうかが、最初の一歩です。

2.4つのメリット


それでは、言語化することによる具体的なメリットについて説明します。

1)「行動の損得勘定」が身につく

お金ではなく、「自分の為になるかどうか?」の見極めが上手くなります

世の中、損得勘定で生きられるほど甘くはない。
・・という声も聞こえてきます。たしかに自分だけが有利な選択肢を選び続けるようなことはあり得ないでしょう。
しかし、自分にとって価値があるかどうかを考えることで、「損」だと思うことには良い感じで手を抜くことができるようになります

この「手を抜くこと」ができると、逆に自分にとって得だと思える行動だけに時間や資本を使えるようになります

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言語化することで、自分はどんな経験によって成長や気付きがあったかを振り返ることができます。
そういった過去の経験から、「自分の得になる行動」というのが見えてくるはずです。そうすると、行動の損得勘定ができるようになります。
私自身は「新しい出会い」がいつも自分を変えるきっかけになっていると分かったので、出来るだけ色んな人と合うことを心がけています。広く浅く、の付き合い方ですね。


2)「発想」が柔軟になる

イノベーションは既知と既知の「組み合わせ」だと考えています。
この組み合わせを閃くには、たくさんの「既知」を知っておくことが重要です。

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言語化することで、自分が知っていること(既知)を整理することができます。自分の内側にある情報の引き出しが整頓されていれば、情報が取り出しやすくなる事は容易に想像できると思います。
常に新しい知識を吸収することも大切ですが・・・中々時間が取れないと思います。
過去に自分が得た知識を整頓するほうが効率が良い気がしています。


3)学ぶことを「苦」と感じなくなる

目的や意志なく「ひたすら覚える」という行為は苦痛ですよね。学生時代の勉強が最たるものです。ところが、自分の興味がある物事はスラスラ覚えていく事ができると思います。

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つまり、色んな物事に興味を持つことが大事なのは伝わるかと思いますが、どうやって興味の幅を広げるか?が疑問だと思います。

経験を言語化しようとすると、自分の知らないことや不足している知識に気づくことができます。
その不足分こそ、興味を持つきっかけとなります。
私自身、環境保全のマネジメントシステムの構築や運用を仕事としていたので、マネジメントについて分かっている「つもり」でした。いざ経験を棚卸ししようとすると、マネジメントの本質を語ることができず「ドラッカーのマネジメント」を読みたい衝動に溢れました。興味があれば、その本ですらスラスラ読み進められました(正確に内容を理解できているかどうかは別ですけど・・笑)


4)「仕事」に縛られなくなる

最後は、人生=会社生活、という考えから開放されることです。

多くの人が会社勤めです。
会社生活で色々なスキルを身に着け、お金を稼ぐので、その生活が人生の中心になることは必然です。ただし、人生の中心になりすぎて、悩んだり失敗したりすることで人生そのものが揺らいでしまう人もたくさんいると思います。
そこで必要となるのが、家庭・会社の次に来る第3の居場所の存在です。

第3の居場所を作ることは「拠り所」が増えることに直結します。
単なる愚痴吐き場ではありませんが、仕事に対して追い込まれても自分の気持ちを優先できる第3の居場所の存在は癒やしであり救いになると思います。

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趣味の世界や副業などをしていれば第3の居場所は自然に作れます。
そういったきっかけがない人は、自分自身がどういった経験をしてきて、その経験をどうやって活かすかを考えることで、第3の居場所がどんな場所なのかが見えてくるはずです。
そのきっかけこそ経験値の言語化が役立つことは言うまでもないでしょう。
私自身はやや内向的なせいか、趣味や思考をアウトプットできるSNSが第3の居場所になってます。もちろんSNSの世界でも他者との交流はあります。


3.まとめ


4つの具体的なメリットをまとめてみましたが、いかがでしょうか?

どのメリットも、スクールに通ったり本を読んだりしただけでは得られないものではないかと思います。
大げさに言えば、経験値の言語化によって自分自身を見つめ直すという行動が「マインドフルネス」や「禅問答」にも通じる部分があるかもしれません。

複雑怪奇な現代社会だからこそ、自分自身を大切にして生きていきたいですよね。
あなたの経験値、言語化してみませんか?


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