本は自分で読む

本は、自分で読んで、感じて考えて、自分の感想を持つべきだと思うのです。
他人様の感想を蔑ろにするということではありません。

本は、自分と、自分自身と本との対話です。
感動したり、気になったり、参考になったり、反論したくなるような箇所は、自分だけのものです。
そのポイントが違うことを楽しんだり、気づきになったりすることは、読書会やもっとカジュアルに同じ本を読んだもの同士で語れる楽しみの一つだと思います。

怖いな、と感じたことがあります。
読まずに、読んだ誰かの解説を聴いたり読んだりして、その本を読んだつもりになってしまうこと。
これは、その人の「読書感想文」を聴くあるいは読むものであって、
私自身がその本を読んだことにはならない、と私は思うのです。

読む時間がない、と言うのならその本は私にとっておそらくその時点では読む必要のないものだったのでしょう。
読みたいのなら、どんなに忙しくてもたとえ一行であったとしても、読むものです。

本は、自分で読むものです。
自分で読んで、感じて、自分自身と本の一対一の対話を楽しむ。
それが、「本を読む」ことだと考えています。

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