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#高野秀行

快晴。今日のランニング16km。ダナンで聴き始めたイラク水滸伝をaudible で聴了。後書きではじ〜んと来てしまい目を潤ませながら走った。圧巻。まさに高野さんにしか書けない渾身のノンフィクション超大作だった。

高野秀行著「トルコ怪獣記」読了

高野秀行著「トルコ怪獣記」読了

高野秀行さんの「トルコ怪獣記」を読了。この本も高野さんワールド全開でめちゃめちゃ面白かった。それにしても高野さんの周りには奇縁が多い、多過ぎる!彼の熱意と魅力が国籍問わずあらゆるものを引き寄せるのだろう。第4章(最終章)の湖での検証シーンでは高野さんの滑稽な奮闘ぶりとそのひたむきさに胸が熱くなり、自然と目が潤んでいた。これまで高野さんの本は何冊も読んできたが、間違いなく私の中で上位に位置する勇気と

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高野秀行さんの「怪魚ウモッカ格闘記」を読み終えた。この本も面白かった。何度途中で噴き出したことか。旅先に持ってくる本としても最高だ。

メルボルン滞在6日目①

メルボルン滞在6日目①

6時50分に目覚ましをセットしていたが、6時半に目が覚めた。今日も曇り。部屋を整え、キッチンでオーツミルクを温めてゆっくり飲む。

宿を出ていつものcafeに向かって歩き出す。めちゃ寒い。マフラーしてくれば良かった。真夏とは思えないこの寒さ。

cafeには、いつもの唇にピアスの女性と浅黒いマスターがいた。なんだかほっとする。スムーズに注文でき、席につくとすぐに彼女が珈琲をもってきてくれる。腰痛探

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「ビルマ・アヘン王国潜入記」読了。高野秀行さんの本11冊目。同じ作者の本ばかり読んでいると前頭葉が刺激されないと言われるが、面白いからやめられない。著者のポリシー「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをし、誰も書かない本を書く」の通りまさに身体をはったノンフィクション。

オーストラリアからの帰国

オーストラリアからの帰国

1月30日。メルボルンからケアンズ(経由地)への機内はかなり寒かった。半袖で普通にリラックスしている外国人もちらほらいるなか、私はリュックからマフラーを取り出して首に巻き、レッグウォーマーを履き、トレーナーを重ね着し、それでも寒いのでフリースを着てさらにもう一枚フード付きジャンバーを着て対策した。もちろん喉が乾燥しないようマスクもしている。その格好で「巨流アマゾンを遡れ(高野秀行著)」を夢中で読み

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冬の箱根旅行(2日目)

冬の箱根旅行(2日目)

昨日は夕食のあと再度温泉に入り、サ活1セットして夜10時過ぎに寝た。翌朝は朝早く起きて軽く走ろうと思っていたが、起きたのは8時少し前で、すっかり寝過ごしてしまった。よく言えば、ぐっすり眠れた。温泉効果なのか朝まで浴衣一枚でも全然寒くなく体がポカポカと暖かい。家内も同じ感想で「ここの温泉ほんといいね」と言っていた。

で、もちろん、起きがけそのまま朝風呂に行き、サ活も1セットしてから部屋に戻って着替

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アジア新聞屋台村

アジア新聞屋台村

高野秀行さんの本7冊目。いや〜これも本当に面白かった!これが実話だからまた堪らない。高野さんにかかると登場人物が皆魅力的になる。読み終わるのがあぁ勿体無いと思いながらも止められず一気読みしてしまった。最終章の「他人のために仕事をするのではなく、自分のために仕事をする。居場所なんか人に与えられてはいけない。自分で作るのだ」という高野さんの説得力ある言葉の余韻に浸りながら、はや次の一冊を渇望している自

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高野秀行著「メモリークエスト」読了。高野さんの本6冊目。人の記憶を探しにいくという酔狂なプロジェクトを思いつき実行する高野さん。その一つ一つの展開がほんとに面白く、まさにノンフィクション。中でも第4章の「大脱走の男」との再会は奇跡的。

高野秀行著「異国トーキョー漂流記」を読み終えた(高野さんの本5冊目)。なにしろ文章表現が面白く、登場する外国人も魅力的。最後章「トーキョー・ドームの熱い夜」も少しジーンと来てしまった。完全に高野さんにハマってしまっている。

世にも奇妙なマラソン大会

世にも奇妙なマラソン大会

「世にも奇妙なマラソン大会」。ノンフィクション作家(辺境ライター)高野秀行さんの著書4冊目を読み終えた。

いやあ、今回も面白かった。

冒頭の『私には「間違う力」があると言われる。本当にそれは「力」なのか、それとも馬鹿にされているだけなのかはよくわからない。』という書き出しから高野節炸裂。

深夜、勢いでサハラまんじゅうマラソンに申し込み、その2週間後に大会出場を果たす。いつもながら高野さんの行

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ワセダ三畳青春記

ワセダ三畳青春記

高野秀行著「ワセダ三畳青春期」読了。夢中で読めた。面白い。読んでる間、自分もダラダラと汗かきながら暑い夏を一緒にやり過ごしている感覚になった。それでいて、読み終わった後は不思議と爽やかでなんだか元気が出る。

もし仮に、海外旅行中にこの本を読み終えて、一人旅の青年とすれ違い、お互い軽く会釈をするような機会があったなら、少し遠慮がちに「この本読んだことあります?もしないようでしたらお譲りしますので、

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辺境メシ

辺境メシ

高野秀行さんの「辺境メシ」を読み終えた。

副題、ヤバそうだから食べてみた。

出されたものは絶対に食べるのが流儀という著者の食レポは、衝撃的かつ笑劇的。思わず顔をしかめずにはいられないシーンや、クスっと笑える箇所、ほ〜、へ〜、ええゑ〜!!と唸る場面などなど、いろんな擬似体験ができて、も〜お腹一杯である。流石にもう食べれない。

中でも、上海人もビックリのゲテモノ喰いの話は、新幹線の中で思わず吹き

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