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オーストラリアからの帰国

1月30日。メルボルンからケアンズ(経由地)への機内はかなり寒かった。半袖で普通にリラックスしている外国人もちらほらいるなか、私はリュックからマフラーを取り出して首に巻き、レッグウォーマーを履き、トレーナーを重ね着し、それでも寒いのでフリースを着てさらにもう一枚フード付きジャンバーを着て対策した。もちろん喉が乾燥しないようマスクもしている。その格好で「巨流アマゾンを遡れ(高野秀行著)」を夢中で読み進め、着陸前に読了した(高野さんの本10冊目)。相変わらずエピソード満載で面白かった。途中から寒さを感じなかったのは、本の影響が少なからずあったと思う。

巨流アマゾンを遡れ、高野さんの本10冊目

11時過ぎ、ケアンズ空港に到着後、国際空港に移動するため一旦外に出るのだが、横着してその格好のまま外を歩いていたらめちゃめちゃ暑かった。当たり前だが真夏のケアンズ。あまりにも暑くて国際空港の建物内に入るやいなや厚着していた衣類を全部脱いだ(完全に脱ぐタイミングを間違った)。

ケアンズ空港

ケアンズ国際空港での乗り継ぎ自体はスムーズだった。搭乗ゲート付近で1時間半ほど待機し、12時40分、ほぼ定刻通りに搭乗し、離陸した。

羽田まで7時間45分のフライト。今回は最初から全部着込んで寒さ対策済み(厚手の靴下も重ねばきし万全を期した)。機内での飲み物も体を温めるホットティー(無料)を飲むようにした。2月のさいたまマラソンまで2週間を切っている状況で体調を崩してはならない。

機内での映画は、各自の端末(タブレットやスマホ)で観るシステムとなっており、前の座席にその端末を固定する治具もついていた。

日本語音声(日本語字幕はなし)のある映画を選んで観たが、「JUST MERCY」と「RICHARD JEWELL」はとてもよかった。2作品とも実話を元にしており、引き込まれ、RICHARD JEWELLは最後泣けてしまった。

映画の後は、少し眼を休めようと、audibleで和田秀樹の「不老脳」を聴きながら目を閉じた。

機内のライトがつき「間も無く羽田への着陸態勢に入ります」とのアナウンスがあった。窓の外には静かな夜景が広がっていた。

窓の周りがなぜブルーなのか。。。

20時ほぼ定刻通り羽田T3に着陸。飛行機を降りてもさほど寒くなかった(着込んでいたからか)。預けたキャリーケースが出てくるまで大分時間がかかり空腹もピークに達していたが、その分ラーメンが美味しくなるんだと言い聞かせながら待った。無事、荷物を受け取って出口へ。

レストラン案内をみると「神座(かむくら)」があることがわかった(知らなかった。以前大阪出張の時よく新大阪の駅で食べていた大好きなラーメンだ)。神座は「泉天空の湯」方面の更に先にある。少し歩くが、22時までやっているし迷わずここに決めた。

「泉天空の湯」の看板を横目に見ながら歩いていると二週間前(出国時)のことが思い出されて少し懐かしくなった。

神座では、小チャーシュー煮卵ラーメンにライスと餃子をつけた。運ばれてきて、まずスープを一口啜る。懐かしく優しい味が口一杯に広がる。ああ、やっぱり旨い!、帰国して最初に神座のおいしいラーメンが食べれるなんて何という幸せ者なんだと思う。ニンニクと高菜をたっぷり何度も何度もトッピングして夢中でかきこんだ。

帰宅すると妻から「うわぁ、ニンニク臭い!!何食べて来たの!」と言われ、翌朝も「部屋にまだニンニクの匂いがこもってるよ!」との有難い苦情を頂いた。

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