エンジニアになって1年半をふりかえる。

この記事を書こうかなと思ったきっかけ

特に大した意味はないのですが、最近SNSで歴が同じくらいの駆け出しエンジニアの方々が振り返りをされてるのを目にして気軽な気持ちで書いてみようとなりました。

今書いてるこのときも、休日にコードを書いててエラーに捕まったので気分転換に書いてますw

↓これはフォローしてるまさきちさんが書かれてた記事(1年ですごい)


そもそもエンジニアになった経緯

僕がエンジニアになろうと思った理由とかなるまでに頑張ったこととかのいろいろは以前他の記事に書きましたけど、長いしツイート埋め込みすぎてスマホだとフリーズしたりするしあまりおすすめできませんが一応貼っときます。

簡単に言うと

  • なにも取り柄がないまま家族ができて介護職を頑張ってきた

  • でもこのままじゃだめだとなにかしら将来のために勉強を始めた

  • プログラミングに出会ってのめりこんだ

てきなことです。

本題のふりかえり

時系列で書いてみます。

2021.4〜(入社)

恥ずかしながら入社するがするまで僕はこの会社をWeb制作会社だと思っていました。
なぜならコーポレートサイトのリクルートページに書いてあるエンジニアに求めるスキルにWordPress,jQuery,HTML,CSS….とか書いてあったのでそう思うでしょ?

入社すると社員30人に対してエンジニアは4人ほどでした。
どうやらWeb制作会社でもアプリ開発会社でも受託開発会社でもない。

独自の事業を行っている会社で、エンジニアの業務は特に決まったものはなく自分たちで他の職種の業務効率化を考えおのおの自由に開発しているというなんとも変わったスタイルでした。
よく言えば超自由。悪く言えば超適当な環境。そんな感じです。

入社してすぐは僕のPC環境セットアップを皆さんに手伝ってもらいました。
PCもそれぞれ好きなやつでいいとのことで僕はMacを貸与してもらいましたが、WindowsだったりLinuxだったりみんなバラバラ。環境構築は難航。

「SPAようにVue-CLIが〜」
「SSHわかる?」
「VPNで使うからNASを〜」
「あー、それならgrepコマンドが便利」

あれ?CSS設計とかWordPressとか勉強してきたのに先輩たちの会話の意味が全然意味わからんぞ?

最初の10日くらいでかなり凹みました。

そんななか僕に最初に与えられた仕事?はWordPressで作ってある社内マニュアルサイトのカスタマイズでした。

「よし!WordPressならわかるぞ!」と意気込みました。
オンラインではありましたが、僕にはCTOがマンツーマンでついてくださり、こまめに指示してくださいました。
言われたのは

  • 投稿画面と公開記事の見た目を全く同じにしてほしい

  • 社員が使いやすいオリジナルブロックを増やしてほしい

  • 検索画面の表示や動作をGoogleと酷似させてほしい

普通にサイトを作るより難易度が高くて最初ぜんぜんできませんでした。
検索機能カスタマイズもPHPだけでなくSQLを書かないと実現できないことも多かった。
ただ、CTOというか先輩たちはみんなとても優しかった。
僕が一つ聞いたり、レビューを頼むと必ずまず褒めてくれる。そのうえで「こうしたらもっといいかも、こういうやりかたもあるよ?」とアドバイス
参考記事やドキュメントまで付属してくれる。超手厚い指導でした。

今でもよく言われるのは「WordPressはコアファイルを読んで芋づる的に処理を追いかけるんだよ」です。

こんなことを5月半ばくらいまでやってたと思います。

2021.5〜(2ヶ月目)

先程も書きましたが、当時エンジニアは特に決まった業務があまりなく自分たちで効率化できるところを見つけてなにか作るか、他の社員から相談があったらそれも解決するためのツールを作るかみたいなことをやってました。

ある日、Slackのチャンネルに「こんな依頼がきてるんですけど誰かやりませんか?」とリーダーより投稿。

内容を読んでもなんのことか全然意味がわからない。
でも、CTOから「たいきくんやってみる?」と声をかけてもらって控えめに「なんのことかわかってませんけど、やれるならやってみたいです…」とやらせてもらえることになりました。

内容はすでの表示しているWebサイトにJavaScriptを埋め込んで、同じテンプレートサイトのテーマカラーをデザイナーが自由に変更、色の確認をできるようにするツール的なものでした。

それを引き受けたのがちょうど5月の連休前で、僕はひたすら連休中に試験的に似たようなツールを試行錯誤して作っていました。

そして連休明けに会社でも開発して、CTOにレビュー依頼。
だいたいまず機能面で「もっとこうした方が使いやすいね」と言われるので修正。またレビュー依頼。
「お!いいねいいね!よくなってる!」と機能にOKが出たら今度はコードをレビューされる。
「この書き方でも悪くないけど、後も書けるよ?」みたいな感じ。

ここから3ヶ月くらいはひたすら、こういうちょっとした社内用ツールの作成をしていました。

心がけていたのは、「なにもできることがないんだからとにかくやらせてもらえることには挑戦する」です。

それから1〜2ヶ月に1人くらい新しいエンジニアが増えましたが、毎回Slackで「これ、誰かやらない?」って提案があった際は可能な限り全てに最初に手を挙げました。
「できればやりたいです!やりかたはわかりませんけどw 納期は早い感じですか?」みたいに聞いて間に合わせられそうなら全部やる感じでした。

気づけば、簡単なものなら誰にレビューしてもらうこともなくデプロイするようになってました。(周りはみんなそうしてた)
機能が複雑で見てほしいときだけCTOに「今回のコレ見てもらえます?」という感じでした。

基本的にふざけた人が多いチームなので、業務内で「JavaScriptの音声入力機能を使ってアニメキャラbotにSlackで変な通知させる」機能作ったりしてた時期もあったな。

2021.10〜(半年)

この頃は、気づいたらコードを書いてる量だけでいけば社内のエンジニア内では1番になっていたし、フルスクラッチですがPHPで簡単なAPIを作ってJavaScriptだけでAPI叩かせるみたいなことをやっていて、「プログラミング楽し〜〜♪」となっていました。

この時点で入社して残業は合計1時間もやっていなかったし、休みも多い。
社員はみんなとても気のいい人しかいない。
入社してからも毎日なにかしら家で開発したり勉強したりも継続していました。
開発速度も4月時点で2週間くらいかかっていたものが2日くらいで実装できるように成長しました。(もともとがレベル低すぎたんですが)
「ずっとこの会社で楽しくエンジニアとして成長していくんだ〜!」そう思ってました。

実は7月に生まれた第二子が、いろいろ病気をしまして妻と子供はしょっちゅう入院。プレイベート的には超つらい時期を過ごしましたがこの記事ではエンジニアとしてのことだけにとどめます。

2021.11〜(7ヶ月)

事業会社であり、エンジニアに決まった業務がないといいましたが。
ある理由により年末が弊社の繁忙期。
普段は残業があまりない会社ですが、どの職種も年末だけは多忙を極めるということは聞いていました。

そこで、「年末エンジニアチームは他のチームのフォローに入る」との支持を受けて11月から一時的に勤務地も移動となり事務作業のフォロー要因になりました。
そこからの毎日の業務は一変。大量の紙を印刷して封筒に封入したり、FAXや郵送で届いた書類を振り分けたり。
チェックしたら印鑑印鑑印鑑。

ほとんどパソコンは開かない。
こんな時期が3ヶ月ほどありました。

社の利益のために職種関係なく協力しあおう!というのには賛成。頭ではわかっている。

でも、SNSを見れば都会の自社開発スタートアップに行った友人たちは毎日モダン技術で僕のわからない会話を繰り広げてその差は開くばかり。

「3ヶ月って1年の4分の1じゃん。そのあいだ全くコードが書けないなんて、なんのためにエンジニアになったんだろう。毎年こんなことになるなら本当もうこの会社辞めようかな」と本気で考えた時期です。

せめてものあがきとして、プライベートでTypeScriptについていろいろ調べて、CTOに直談判して、社内ツールのJavaScript(jQuery)をTypeScriptにリプレイスする許可をもらい僕一人で全部やりました。

2022.2〜(10ヶ月)

事務フォロー業務が終わり、エンジニア業務に戻ることができました。
(ちなみにコードは全く書けなかったわけではなく、事務作業を少しでも効率化するための実装は隙間を見つけて行っていました。)

PHPで構築しているBtoBのシステムがあるのですが、それはCTOが一人で「そんなに大規模化することを想定せずに」作っていたもので、それにソースを足して足して今ではとても可読性の低い。ごく限られた人しか触れないという状況になっており2022年はこれをフルリプレイスしよう!というのが1大プロジェクトでした。

ただ、「やろう!」とは言っていてもメンバーに誰もチーム開発経験者がおらず特に何も始まらない。そんな状況でした。
もちろん僕もチーム開発経験はありませんでしたが、たまたま副業でリプレイス案件に関わっていたことと、前職までずっとマネジメントをしていたこともあり「まずは現機能の仕様書、僕がまとめてもいいですか?」と提案しました。

他にそういうことをやりたがるメンバーはいなかったので僕が仕様書をまとめることに。

で、まとめた仕様書をみんなに共有すると「こここうじゃない?」みたいな意見がだんだん出てくる。
で、MTGの日程を設定、事前にレジメを共有、当日の司会進行、書紀、全部やりました。

すると自然と全部を仕切ることになり、僕はこのフルリプレイスプロジェクトのリーダーということになっていました。

2022.4〜(1年)

そうこうしているうちにエンジニアになって丸1年になりました。
初めての昇給のタイミングでもありました。

1年経ってちゃんと昇給しました。
一般的なエンジニアとしてはどうなのかわかりませんが、今まで経験した地方の企業の中ではダントツにいい昇給でした。

ただ、何を調子に乗っていたのか僕は金額に納得がいかなかった。

たまたまCTOと2人きりになる機会があって、このことを相談しました。

そして率直に僕の今の技術力的に社長に交渉してもいいと思いますか?とききました。

すると、「今メンバー内でたぶん一番いろいろちゃんとできてるし、言ってもいいと思うよ」と言ってもらえました。

その後、自分なりに成果報告書をまとめて社長にアポを取り時間をとってもらいました。
話してみると今回の昇給も社長なりに僕のことをとても高く評価してるとのことでした。ただ、更に今後に期待して昇給額をもう少しあげてもらうことで話し合いは終わりました。

2022.7〜(1年3ヶ月)

この頃になると、僕が入社したときから会社の規模は5倍近く。エンジニアも4人から11人になりました。
そしていつの間にか経験が浅めな新人は最初は僕がいろいろ教育する係になっていました。

  • 初めて作るJSのツールに挑戦するときは僕がフォロー、レビュアーになる

  • SPA構築も僕がフォロワー

  • リプレイスプロジェクトでは僕がタスクを振り分け管理する

などなど。
現在もこの体制が続いています。

もともとうちは社内向けの物が多く、独自に仕事してるエンジニアが少数だったのもあり、GitHubのブランチを切る。プルリクを上げるなどの手法というかルールが何もありませんでした。
僕が管理しているプロジェクトのみそのあたりをしっかりルール決めしていますし、来年は他のプロジェクトにも反映するつもりです。

この時期になるとキャッチアップ速度や実装速度にもだいぶ余裕が出てきたのもあり、前ほどがっついてタスクを取りに行くことはなくなりました。(1年はほんとに全部捕りに行きました)

要件定義だけして、後輩に渡す。そのあとの助言やレビュー、フォローだけする感じになってきました。

ただ、今の自分がぜんぜんできない領域は今でもがっついてタスク獲ってます笑
最近だと、Next×TypeScript×FirebaseやCloudStrage×CloudFunctions×BigQuery×Pythonとか色々並行してやってます。

あとインフラ系も興味あってYAMAHAのルーターを買って家のネットワーク環境変えてみたり。OSをLinuxにしたり。

2022.10〜(1年半、この記事を書いてる現在)

仕事面では特に問題もなく順調。好きなコードも書けているし、人間関係も良好です。

ただ… 今年のはじめくらいまでできていた副業案件の紹介が途絶えている。
子供の習い事の引き落としができていないことがあった…などから金銭的に「このままでいいのかな」と思い始めました。

また、全く同日に前職の会社を一緒にやめて同日にエンジニアになった後輩がいるのですが彼と地元でたまたま会うことになり色々話しました。

彼は僕と同じ日にエンジニアになっているのに、都会の開発会社でばりばりモダン開発して副業でも稼いで僕とは天と地ほどのエンジニアになっていました。

そんな彼から「たいきさんも都会の開発系にフルリモートで転職したほうがいいっすよ!すぐ収入も上がるし、スキルも上がるしいいことしかないじゃないですか!」と言われました。

ん〜〜〜っめちゃくちゃ心揺れました。
ありがたいことに同時期に「カジュアル面談どうですか?」と誘ってくれた人もいました。

とりあえず、今の会社のメンバーや理念は好きだし、今後に期待できる急成長中の会社だしまだ様子を見たい気持ちがあります。
ということで、業務委託先を探し始めました。

理由はお金もほしいけど、アプリ開発会社のスタンダードなやりかたをちゃんと学びたいと言うのが大きいです。うちは自由が売りですがそのかわりみんな我流なのでw

今のところぜんぜん業務委託見つからないし、常に心は揺れてます。
僕はこの先エンジニアとしてもっと成長できるんだろうか。。。

毎日毎日昼間も夜もPC触っていることは楽しいのですが、もし今の会社がなくなっても潰しが効くようにもっと汎用的にスキルを身に着けたい。今はニッチなんですよね。

とかなんとか毎日ちょっともやもやしながらコード書いてますが、まじでプログラミングは好きです。
そうじゃないと独学時代から毎日毎日今日までやってませんよ。

はあぁぁぁ。つよつよエンジニアになりてーー。

今この瞬間、エラーにつかまって気分転換に一筆書きで書いたので超読みづらいと思いますが以上ふりかえり終わります!!



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