見出し画像

うるさすぎる脳の対処法は、おでこを〇〇〇するだけだった! 

 せっかくの休日。家族とのんびり過ごしてリラックス……しているはずなのに。

「せっかく時間があるんだから、なにかしなきゃ」
「あれもしなきゃ、これもしなきゃ……」
「子どもと遊ぶの、ストレスもたまるんだよなあ」
「ああ、時間だけが過ぎていく……」
「どうしたらいいんだろう……」

 すぐにたくさんの思考で埋めつくされていく頭。まさに、思考のマシンガン攻撃。しまいには頭が痛くなってきて、とてもリラックスどころではありません。

 こういう時の対処法で、よく目にするのは……。

・紙に書いたりして思考を吐き出す。
・散歩をする、体を動かす。
・趣味など好きなことに没頭。
・瞑想などのマインドフルネス。
・心療内科へGO!

 どれも効果的だとは思いますが、今すぐにはできないことも。それでも一秒でも早く症状を軽くしたい時はどうしたらいいか。今日見つけたこの本に、そのヒントが書かれていました。

 そもそも、なぜ思考のマシンガン攻撃が始まってしまうのか。筆者のしきはるさんは、こう述べています。

 なぜこんなことが起きるか? というと、人はボーっとしているとき、脳の自動操縦モード「DMN回路(デフォルト・モード・ネットワーク)」が働きます。
 (中略)
 ……私たち人間のカラダは、脳の自動操縦モード「DMN回路」が働くと、いざとなったときとっさに動けるよう身体に「警戒のスイッチ」を仕込みます。
 そしてそれと同時に、あなたの脳内の「記憶の探索・整理」を始めるのです。
(中略)
 ……つまりフラッシュバックが起きるのは、あなたがボーっとしているとき、外部のトラブルにそなえ、脳が活発化し、注意力のホルモンを出しすぎてしまうことが最大の原因なのです。

 これらの脳内の動きには、脳の扁桃体や海馬、アドレナリンやノルアドレナリンなどが関わってくるらしいです。

 ここからは私の想像ですが。
 もしも私が原始時代に生まれていたら、モンスターハンターのプレイヤーのごとくマンモスを狩ったり、スズメバチに警戒しながらドングリを拾ったりしていたはず。そんな生活をしていたら、「ちょっと疲れたー、休憩しよ」って時も、100%リラックスしてしまったら命を落としかねません。だからこそ、脳内の記憶(特にネガティブな記憶)をよびさまし、なにかあったらすぐ「戦うか、逃げるか」できる仕組みを構築したんだろうな、と思います。

 ただ、現在の日本で、リラックスしたとたんにマンモスやスズメバチが襲ってくるなんてありえません。なのに脳は分かってくれず、安息の時を妨げてきます。おもいっきり誤作動起こしてるわけです。

 この本にはそんな思考のマシンガン攻撃の対処法がたくさん書かれています。そのなかで、私が最も効果があった対処法はこれでした。

タッピング

 嫌な記憶を思い出したとき、効果が高いのは「タッピング」という方法です。
 タッピングとは、五本の指でなんどもおでこを軽く叩くことです。

 脳に刺激を与えることによって、脳みその自動操縦モードをオフにし、意識が「触覚」に集中されることで、嫌な記憶が思い出しにくくなります。

 まるでスマホゲームをしている時のように、ひたすらおでこをタップ。アフォメーションでもマインドフルネスでもなく、まさかの物理攻撃(笑)。でも、私にはこれが一番効きました。トントントン、とおでこをタップしつづけていると、なぜかすーっと頭が静かになるんです。びっくりしました。

 人によって、また体調や状況によって、効果的な対処法はいろいろあるはず。せっかくの休日、うるさい頭のおしゃべりを軽減し、リラックスして過ごしたいものです。ぜひ読んでみてください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?