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私の家計管理②『となりの億万長者』が教えてくれたこと

こちらのシリーズ「私の家計管理」では、いつもの家計簿や予算管理でやっていることを不定期に綴ってゆきます。

前回の記事はこちらです!

『となりの億万長者』との出会い

蓄財に目覚める前の私が浪費家で、まいにち無頓着に不要な出費をしていたことは以前の記事に書いた通りですが、その時コンビニ通いをやめたら? とアドバイスしてくれた同僚が私に貸してくれたのが、『となりの億万長者』でした。

億万長者(ミリオネア)は特別なひとたちではない。
常識とわずかな努力で、誰でもお金持ちになれる。
膨大なインタビューから「億万長者」の実像を描いた古典的名作。

億万長者とは、実際どんな人々なのか?─アメリカ富裕層研究の第一人者であるスタンリー博士とダンコ博士は、
1万人以上の億万長者にインタビューとアンケートをして、資産や年収、職業、消費行動のタイプを徹底的に調査。
結果は驚くべきことに、彼らのほとんどはありふれた職業と家庭をもつ「普通の人々」だったのだ!
では億万長者でない普通の人々や、所得は多くても資産の少ない人々と、彼らはいったいどこが違うのか?
本書は、そうした本物の億万長者の日常の暮らしぶりから学ぶべき「7つの法則」を導き出し、成功と幸福を手に入れたい読者に伝授する。

Amazon紹介ページより抜粋

この本から学んだことはとても多く、「蓄財優等生」を目指す私のバイブルと呼んでも過言ではないのですが、「『人からお金持ちだと思われたい』という気持ちを捨てれば、本当の意味でのお金持ち(経済的に自立した人間)になれる」というのが本書全体を通したメッセージだとおもいます。

それまでの私は、毎日のコンビニ通いはもちろんのこと、百貨店でブランド物の服を買っていい気持ちになったり、興味に任せて高価な専門書を何冊も買って読まなかったり、季節が変わるごとにホテルのアフタヌーンティーへ行ったりと、まさにやりたい放題でした。笑

高価な買い物や食事をしてお店の人に丁重に扱われることが気持ちよかったし、仕事でへとへとになった時などは散財をすると気が晴れてスッキリしました。今思えば、「お金を払ってちょっといい物を手に入れる瞬間」にだけ分泌される快楽物質みたいなものがある気がします。笑

さいわい、車や家などの大きな買い物には全然興味がなかったのでまだ良かったのですが、今よりも少し居住環境や関心の対象が違っていたら、ローンを組んで身の丈に合わないかっこいい車を買っていたかもしれません。

人は、食べ物や飲み物の嗜好、スーツや時計など身につけるもの、車などで相手を判断するきらいがある。優秀な人は洗練された好みを身につけていると決めてかかっている。しかし、金を貯めて金持ちになるよりも、ものを買う方がずっと簡単だ。

『となりの億万長者』第2章「倹約、倹約、倹約」より

上記の一節はまさに自分のことを言われているようで、初めて読んだときはグサッと刺さりました。自分の収入でお金持ちになるためには不断の努力が必要だけど、そうしないで易きに流れて、「お金持ちのライフスタイル」をトレースすることで悦に入っていたんだな、と実感しました。

まずは現状から「15%」カットする

本書を読み終えた私がまず着手したのは、予算の見直しでした。

まず、最初に必要なのは生活改善の堅い決意だ。(略)次に、専門家の手助けを求めよう。(略)会計士は全費目をバッサリと一律15%減らして予算を立てる。一年か二年たったところで、またバッサリやる。

『となりの億万長者』第2章「 倹約、倹約、倹約」より

それまでは何となく黒字になっていたらいいや、という感じの設計だったので、本書にならってまずはそれまでの15%カットで作成しなおしました。
これによって算出した貯蓄額では、最終的な理想の貯蓄額(〇年後に××万円)には及ばなかったので、「いずれこの予算で生活できるようになりたいな」という目標の予算もその時同時に決めました。

その後、しばらくしてひとり暮らしを始め、ライフスタイルの変化に合わせてまた新たに予算を作成しなおしました。それからは実際に使った分なども照らし合わせて半年ごとに見直しています。

この記事を書く際にふと思い出し、当時作成した「-15%予算」と「目標予算」を確認したところ、今の予算はほぼ「目標予算」の通りになっていました。いつの間にか、「こうありたい」という生活が出来ていたことに、とても嬉しくなりました😊

おわりに

今回は『となりの億万長者』から特に第2章に書かれていることが中心になりました。しかし、他の章も本当に興味深く、学ぶところがたくさんある本なので、いずれまた取り上げたいなと思っています。

少し前に刊行された本ということもあって紙の書籍版しかないようですが、いずれ電子版も出してほしいものです。

今回もお読みいただき、ありがとうございました!

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