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ボクシング35週目

基礎の大切さ

今日はプロボクサーの清水直樹さんがコーチに来られるので、あらかじめ教えていただきたいことをリストアップしていました。①ミット打ちをしてほしい、②長所・短所を指摘してほしい、③それを踏まえての練習メニュー例を示してほしい、の3点について教えを乞いました。

 ミット打ちで指摘されたことは、まず距離感について。ボクシングは「距離のスポーツ」といわれることもありますが、どうしてもミットを打とうという意識が強すぎて、まだまだカラダが前のめりになっているとのこと。また、ミットを打つとき「打とう」というキモチが姿勢に表れてモーションが大きくなっている(特に右ストレート、右肩を後ろに引いてしまう)。そこで、ストレートを打つときは、あえて踏み込まず(ステップインせず)に腰の回転だけで打ち抜くイメージをもって前のめりになることを防ぐ。また自分の右は伸びるらしいので、伸ばした先で当てるイメージを強く持つこと。手前で当たると力で「押し込む」ような感じになってしまうし、近距離となるため相手からパンチをもらいやすくなる。防御技術はもちろん大切だけど、相手のパンチが当たらないことはもっと大切。自分は体格がある程度あるため、腕の長さを信じてきっちり伸ばしてミットに当てること。

 パンチを打つ際の姿勢について。「背中に棒を入れたように」姿勢をまっすぐにしてフックを打つこと。脚を内股にして、足首のかえしだけで体重移動をすること。このあたりもまだまだ体重があるため、うまくバランスが取れないところもあるかと思いました。

 トレーニングについて。体幹の強化はサンドバッグ打ちをやって、打ち負けないようになれば、自ずと強くなる。そのため、特別なトレーニングメニューはない、とのこと。フットワークを整えるためには、縄跳びで軽く動けるようになることが大切。ただ、軽い動きの中でパンチも軽くなってしまうと効かないので、きちんと力が伝わるように姿勢を重視して打ち抜くことが大切。姿見の前で、姿勢を確認する。ゆっくり過ぎるくらいの動きで姿勢の確認をする。大きな姿見があるのがボクシングジムの大きな利点。そこを活かして、フォームを確認する。本当に地道なトレーニングが大切。それだけと言ってもいい。スピードは後からでもついてくる。シャドウはゆっくりでいいので、姿勢とバランスをしっかり確認する。

本当に基礎の基礎、盤石な基礎固めが大切だとあらためて思いました。勉強でもまったく同じと思います。初心者に対する基礎トレーニング時に、コーチから指摘されるアドバイスによって、自分の疑問点や課題を早期に発見することも、それを修正することが可能となるのです。そして「正しい道」から外れることがなくなるのだと思うのです。そういう存在の重要性もあらためて認識できました。

来週以降のトレーニング内容について

いままでの内容から大きく変更はせずに、ただ姿見を見ながら姿勢を固めるためのシャドウボクシングを取り入れていこうと思いました。時間配分も考えて、来週に向けて、より詳細に考えていきたいです。こんなふうに自分で取り組み内容を考えて、工夫できるのがとても楽しいです。このジムはそういうところで、強制的なものが何一つないのがとてもいいと思います。

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