課長生活32週目
めんどくさい上司との関係は、だいぶ改善されてきた。…というか、こちらが対応できるようになってきた。少しは成長できているのだと信じたい。
人事評定をはじめてやってみた。職員と面談をして、評価していくのだが、職員の姿が見えていない点もあるので、すべて把握して評定することは不可能に近い。
自分のキャリアに対する考えを押し付けないように…とは思うものの、経験の少ない若手職員が後悔しないようにと、指導にも熱が入ってしまう。
いまの職場は比較的人数も揃っているし、レベルも低くはない。メンバーにも恵まれている部分もある。しかし、その点に甘えている、甘んじている職員が多い。彼らが異動したとき、よその厳しい環境では生き残ることは難しいと思われる。
だからといって、この環境で自分を高めていくには、かなり意識を高く持っていないと成長できないだろう。その点をどう意識づけしていくのか、管理職としてどこまで手を尽くすべきか、悩ましいところである。
これが係長であれば、課せられた課題に対する要求水準を上げて、成長を促すこともできる。しかし「課長として」どこまでやっていくか、少しわからなくなってきた。
各種ビジネス書などを参考に、もう少し考えていきたい。