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歯列矯正を始める決断ができた理由

現在25歳。
小学校の健康診断の時から指摘されていた歯並びを治すことにした。

もう何年も前からやりたいなと思っていたけれど、なかなか実行に移せなかった。

私は、先の先の先くらいのところまで考えすぎる癖がある。

もしこうなったらどうする?                                もしかしたらこうなってこうなってこうなるかも!                                                                       こうなったとしたらどうしたら良いんだろう?

これがものすごく多い。

うまく利用できるのなら良いけれど、大半が無駄な悩みだ。いくら考えたって先のことはわからないのだから。

それでもなかなかやめられない。

でもこの歳になって、

自分の好きなところと嫌いなところ、

努力次第で変えていけること、

この先の出会いやそのタイミングによっては変化が起きるかもしれないこと、

まだちゃんと向き合えなくて目をそらしていること、

変えたい嫌だって口では言っておきながらも本当はこのままでも良いと思っていること、

たぶんこの先もずっと変わらないこと、

そういうことが段々と分かるようになってきた。

その中で、こんなふうに考えすぎてしまうことはもうこの先ずっと変えられないことだと思った。頭が勝手に動いていってしまうのだからどうしようもない。

だからもう根本的に変えるのは諦めて、考え始めてしまった後にどうしたら良いかを考えることにした。


今の段階の結論としては、

無意味にぐるぐるぐるぐる考えてしまうことから抜け出すには、おかしな話だが、もっと考え続けるしかないのかもしれない、ということ。

そうして考えて考えて考え尽くすと、ある時自分の考えに飽きるタイミングがくる。そうなったら私はもうそのループから抜け出せる。それまで考えていたことが急に馬鹿馬鹿しくなってくる。不思議なことに。そうやって1つずつ次に進んでいく。


今回歯列矯正を始めることにした最初のきっかけは、内面に変化が起きない時期が続いたこと。それがしばらく続いて、そのうちそんな自分がつまらなくなって飽きてきた。

内面に変化がないのなら、外見を変えようと思い立った。

髪を染めた。

洋服を買いに行った。

そして、外見で1番気になっていた矯正も始めようと思った。

けれど、ここでもまたいつものあれが出てきた。

もし治療中に大きな病気にかかったら?              お金が必要になって、困るかな?                         矯正を始めることにした今の自分を恨むかな?    矯正なんてやっていなければもっとお金に余裕があったのに、とか思うのかな?                             それとも、治療中に事故や病気やとにかく何かがあって、ご飯が自分の口で食べられなくなるなんてことが起きたら、治療のせいで食事を心から楽しめなかったそこまでの期間を後悔するかな?    矯正なんてやっていなければ、ここまでの期間も好きなものを好きなだけ食べられたのに、とか思うのかな?


、、考え続けた結果、とても馬鹿らしくなった。こうして文字にしてみるとなんだか笑えてくる。    

もう本当に考えすぎだよ自分。

でも考え続けたから、馬鹿らしくなれた。

だから私にとってはこれが正解だ。


いつもこんなふうに考えてばかりいるから、       そんなこと言ってたら何もできないよ、って人から言われたこともあるし、もちろん私もそれは痛い程理解している。                                              それでも私は自分の頭が納得しないとどうしても進めない。

そんなのものすごい確率だよ?って言われることもあるけれど、私にとって確率の問題ではない。0ではない以上、心配が消えることはない。


私にとって、考え続けることで得られることは、

飽きがやってきて抜け出せることと、                  そうなってしまうかもしれない未来を受け入れられるようになること。

しかも、飽きて抜け出せても、それまでに考えていたことがなくなるわけではないから、私の中に色々な感情が毎回増えていく。

考えなくても平気な人はそのままでいてほしいし、私だって本当はこんなにややこしく考えずに生きたい。

でも考えすぎてもどうにかできる、って知っていれば少しだけ楽になる。

考えすぎることは悪いことばかりではない。


今回は、もし矯正の治療中に何かがあって思い通りにいかなくなったとしても今の自分の決断を恨まないよ、って私が私に思えたから始めようと思った。


矯正が完了するまでには3年かかるそう。           だから3年後が楽しみだ。                                    3年後に楽しみがあるなんて嬉しい。

私はいつも、先のことを考えすぎて辛くなった時は、目の前のことを考えるようにしている。

明日あれが食べたいな。                                       明日あのドラマが見たいな。                                明日あれ買おうかな。

そういう少しだけ先の小さな楽しみが生きる理由になって、それを続けていけば日々が過ぎていって、気づいたら私が恐れていたもっと先の未来になっている。

逆に、毎日毎日すぐ先のことを考えてその連続に不安になった時には、積み重なった先の未来を考えると少しだけ楽になれる。

今回私には3年も先の楽しみができたんだ。

それまで何としても元気に生きなくちゃ!

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