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僕の彼女は障害者#18

■断薬を断念して

断薬を断念して服薬再開から3週間。
シャンビリも無くなり落ち着いてきた。
この間のサポートで寝る時間が遅くなっていた僕。
ふと、朝から余計な事を言ってしまった。
[今日は疲れてるから早めに寝たいんだけど、薬を10時半に飲んで早めに寝るようにしよう]
、、、やってしまった事に後で気づく。

仕事が終わり家に帰ると塞ぎ込んでいる彼女。
こんな事を言われた。
[そんなに簡単に早く寝れるなら最初からやってる!まだそんな事も分からないの!?全然理解してない!]

それはそうだ。
素直に謝って居心地が苦しくならないようにしたい。

■これで良いのか?

この頃は彼女が怒らないために、「こう行動すれば良い」「このタイミングで謝れば良い」「こうやって誘導してあげれば満足する」このテクニックを身に付けていた。
ある日疑問が浮かんだ。

このれで良いのか??
こんなことを続けていたら自分がパンクするんではないか?
誰かが見ていないと生きていけない人間になってしまわないか?

しかし、そこの態度を一変させてしまったらきっと混乱するだろう。
捨てられた「見捨てられ感」で不安定になってしまうかもしれない。
そう思うとそこに触れるのは今は時期尚早と考えた。
時がきたら医療の先生に相談して対応を考えようとした。

■そしてデイケアへつながった

現在、精神科のデイケアへ繋がったため、日中活動の場が確保できている。主治医もいるので対応方法の相談もできるようになった。

やはり彼女のために手厚すぎるほどのサポートは、より依存状態を強くする可能性があるので「離すところは必要」とのことで、徐々に依存度を和らげていくように対応していくことにした。

しかし、私への依存が弱まった分なのか「信頼できると認識した主治医」「デイケアで担当してくれている看護師」に依存するようになってきた。
仕事をしていたことを考えると「自分でできるだろう」と言うことも「できないからやってほしい」と相手へ求めるようになってきたのだ。

■サポートの大変さ

精神障害のサポートは治療に多くの時間がかかることからサポートが非常に大変だ。自分自身のケアをしっかり取らなければパンクしてしまう。しかし、依存傾向のある彼女は私を離さない。仕方なく仕事に行くフリをして休みを入れて休息を取る。これしか出来ない時期もあったがこれは「ついて良い嘘」と言うことで。

継続18日目
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