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#12 嘘のない世界

2024年3月5日。場所は鹿児島の天文館図書館。

この日に私は、文字を通してしか触れられなかった人物と、現実に会えた。

「そのまんま、だ」

私が毎日読んでいる文章を編む人は、本の中のそのまんまの人物だった。

その人物とは「佐藤友美さん」こと「さとゆみ」さん。

さとゆみさんを一言で表現するなら『ものすごい経歴をもっていらっしゃる、素敵なライター』・・・(好きな人を紹介する時って、こんなにも語彙力がなくなるものなのか)

私はさとゆみさんの文章に触れて、ライターの仕事を見つめ直すようになった。
40歳を目前にして、まさか、自分の心を思いっきりハンバーグのタネのようにこねくり回されるとは。

そんな想いがおさえられず、思い切ってさとゆみさんに会いに行った。

そして実際にさとゆみさんに会えて、分かったのは

・1人1人にとってもとっても誠実
・常に親身になってくれる
・周りへの配慮や気遣いが満点すぎる
・ずっと人に感謝している
・聞き上手と話し上手の能力が100対100の割合

・・・と、さとゆみさんの魅力は語りつくせないので、このへんにしておくとして。

実はその日、イベントがスタートすると、不思議なことが起こった。

イベントの登場人物を大きく分けると、さとゆみさん、さとゆみさんの関係者の方、司会者の方、そして私たち参加者。

なのに、さとゆみさんが話しはじめると、それらの「登場人物」という境目が一気に消えた。

そして、次の瞬間には「さとゆみさん」と「さとゆみさん以外の全員」で、おしゃべりをしている空間に変身したのである。

初対面であるはずの参加者全員が、一つになった。そしてその空気が、とてもあたたかい。

きっと「さとゆみさんが好き!」という人達が集まって、さとゆみさんもこの空間を「好き」と感じてくれているから、ぽかぽかするんだな、と私は勝手に解釈した。

こんなに心が温まる空間を、私は知らない。こんな空間のつくり方も、私は知らない。
だから「勝手に」解釈した。

しかし私でも理解できたことはあった。
この空間にただよう『好き』には嘘がないから、心が温まる。
そしてこんな世界を一瞬でつくれるのが、さとゆみさん、なんだ。

終始、笑いと涙に包まれた「噓のない世界」

私は初めて触れた世界に、そしてさとゆみさんに、また恋してしまった。

(さとゆみさん、佐藤明美さん、天文館図書館のスタッフのみなさん、参加者のみなさん、素敵な時間をありがとうございました!)






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