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2022年、現実を知り未来へ
2021年の振り返りはこちらから☝
昨日、2022年の勤務を終えた。☝
2022年、自分の能力と限界を知った。
有限である人生で生きる、トレーナーとして生きる現実を感じ始めた。
「研究×現場」、「研究と現場の架け橋」というモットーを秘めていたが、「研究」をはじめに持ってこれるほどの能力はなく、現場色が強いと感じた。
良くも悪くも、自分の能力と限界を感じ始め、今後の働き方が見え始めた1年であった。
また、この1年は、舗装された道ではなく、砂利道で不安定だった。
砂利道を進み、傷ついて治癒するという繰り返し。
全然問題ない。
修論と研究
【上手くいかなかったこと】
「良い研究がしたい。」と、意気込んで、大学院に進学し、博士後期課程も視野に入れていた。
現実は甘くなかった。
研究初心者であり、研究初心者の中でも凡人である。
みんながスゲーと思うような研究が出来るわけがない。
そもそも、「良い研究」って何?
そんな中でも、振り返ると、「もっと出来たこと」、「もっとやるべきだったこと」はあった。
しかし、その実行は難しかったかもしれない。
「時間」「キャパシティ」「環境」「性格」「知識や知見」など、様々な要因の中で、一つでも欠けたり、一つの要因の中で数パーセント欠けていたりすると、難しいと感じたからである。
意外と繊細。
自分の専門分野である研究に必要である学問(数学や物理など)の理解は、圧倒的に足りないだろう。
これらは、基礎の基礎である。
「臨床研究は臨床家にしか出来ない。」 https://t.co/bJGFyrfxSA
— Tomoki Akiyama (@tmk_akym_at) December 25, 2022
でも、「臨床研究は臨床家にしかできない」ようなので、研究から完全に離れることはないだろう。
スポーツサイエンスという言葉がトレーニング市場に出てくる中で実際にトレーニング研究をして、それを使える場でやっているコーチはどのくらいいるのか? 私は論文65本以上、トレーニングは多い時で1週間に170人くらい。 軽々しくスポーツサイエンティストと名乗る人達、これくらいは行動で見せて。
— Dr. Sato (佐藤公威) (@jpnsatok) December 26, 2022
なんの脈絡もなく、佐藤先生から褒められた😭🙏
— 九鬼靖太 (@kuki_seita) December 30, 2022
佐藤先生からは
「九鬼くん、まだまだやな。笑」
って言われなれてるので
違和感しかない😅笑 https://t.co/PgBBn1dBu4
世の中には、非常に優秀な教員、優秀な指導者がいる。
自分も追いつけ追い越せの気持ちで、日々の活動を行っていきたい。
【手応え】
ネガティブに限らず、ポジティブなこともあった。
修論の予備審査(仮提出)で、指導教員から悪くはないというポジティブな添削をいただいた。
国語が苦手だった自分が、論文を適切に執筆できるようになったことは、灌漑深い。
【5月Line@掲載ポスターご紹介】 こんにちは! 今月もLine@...
Posted by One SelF on Sunday, June 5, 2022
間違いなく、修士2年で専門性を高めることが出来た。
また、論文の読み方やスピード、それに伴って量も増えた。
圧巻の内容で、感動しました!
— Tomoki Akiyama (@tmk_akym_at) August 17, 2022
研究は間接的に役立つことがたくさんあると思います。自分も卒業研究やりたくない!と言っていましたが、先輩や先生の姿をみて、むむむと興味が湧いてきました。
現在、「トレーナー」という職業をする上で、科学的知見に限らず、役立っていることはあります。 https://t.co/1Kr5ONsJkR
「疑う」「批判的吟味」や「論理的思考」をする癖がついた。
トレーニング指導に深みを出すことにつながった。
しかし、目に見えた結果は、まだ出せていない。
来年は、現場に専念できる分、責任が大きくなる。
ドキドキとワクワク。
トレーナー
チーム帯同も行ったが、OneSelFでもパーソナルトレーニングは刺激的であった。
大学院との両立で厳しい時期もあったが、毎回振り返りのあるセッションであった。
ただ、チーム帯同の割合は減少した。
個人的に、チームで一人対多数でトレーニング指導をするより、パーソナルトレーニングのように一対一の方が、やりたいこと、好きなのかもしれない。
ライトタッチとノイズ、確率共振を合わせた研究もある。🧐
— Tomoki Akiyama (@tmk_akym_at) December 9, 2022
体性感覚おもしろいけど、広すぎる、深すぎる。。 https://t.co/WYrqYQfydM pic.twitter.com/UNQi38iC7v
「感覚入力→統合→出力」=「身体運動」であることを考えると、始まりの「入力」は、かなり大事。(と、今日の練習で改めて、感じた。)ただ、「感覚入力」や「統合」へのアプローチや介入は、わからないので、難しい。
— Tomoki Akiyama (@tmk_akym_at) May 25, 2022
(下記ブログ、参考になります。) https://t.co/K2PGLUI7nA
意味わからないけど、こういうの、面白い。って、思う。 https://t.co/j3FHeL2hyb
— Tomoki Akiyama (@tmk_akym_at) April 22, 2022
学部の後輩が、「Constrained Total Energy Expenditure」に関連のテーマで、卒論を書くと聞いて、非常に楽しみ。https://t.co/ZfvtUkUBA4
— Tomoki Akiyama (@tmk_akym_at) December 13, 2021
人の構造や機能、身体運動は、非常に細かく神秘的である。
トレーニングや運動を行う目的は、人それぞれである。
そのために、必要なアプローチや知見は、異なる。(機能解剖や生理学、そのトレーニングへの活用法は、もっと学びたい。)
その中で、細かい指導は、一対多数だと難しいが、一対一だと丁寧に行える。
このことが影響しているかもしれない。
チームでもリハビリだと一対一に近い形で実践できそうだが、ATだと資格的に弱い可能性もある。(日本の場合。求人をみると、ATとPTみたいなダブルライセンスが望ましい。)
また、ATとして現場に出て、練習や試合にバリバリ帯同すると、応急処置に対する簡単な評価がメインになり得る。
これは責任重大であり、立派な仕事であるが、自分がやりたいことはトレーニングやアスリハ(ATの新しいカリキュラムでは、リコンディショニング)である。
![](https://assets.st-note.com/img/1672299607151-e7EQlp4UE5.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1672299607114-9LoMND5tgW.jpg?width=800)
評価はそのために行う必要があるので、応急処置より丁寧にやるはず。
やりたい職業をやれているだけで贅沢だが、どうせならとことん追求した方が良さそう。
完全にパーソナルトレーニングというより、今いる環境と責任も考慮すると、このようになった感じである。
フィジカルコーチも興味あるし、聞いた話によると、意外と不足していて需要あるそう。
人生何が起こるかわからないし、幅広く知見を身に付けておくことは、重要だと、近頃思う。
良い意味でこだわりがなくなり、「トレーナー」という職業で「身体運動」「トレーニング」に関われるなら、何でもいい感じである。
コロナ
9月にコロナに感染した。
体力と精神的にきつかった。
組織に所属していて、助け合う素晴らしさと感謝の気持ちを改めて抱いた。
休んで、仕事やタスクがこなせなくても、日々一生懸命取り組んでいれば、良い感じに落ち着くことも分かった。
5-7月の3ヶ月に、実験を朝からやってその後に夜までトレーナー活動のリズムで、ほぼ平日を過ごした。
以前の自分だったら、体調不良になっても不思議ではなかったが、乗り越えることが出来た。
その経験もあって、9月の1周目の怒涛の連勤を乗り越えることが出来るだろうと思ったが、無理だった。
キャパシティをオーバーすると、やっぱり体調を崩すので、ある程度追い込んで、体力を少しずつ向上させることは大事だとも再実感した。
そして、睡眠は最優先事項である。
まとめ
修論、研究は、あまり満足のいく出来ではなかった。
ただ、それ以上に、様々なことに気づけた。
特に、トレーナー活動への影響は大きかった。
この点は非常に満足しているし、研究は行わない来年以降も意識できたらと思う。
今のスタンスで生きていけば、大きくこけることはないだろう。
しかし、現状維持というより、幅のある現状維持、時には大きくチャレンジする意識が生まれた。
変化やチャレンジを恐れがちである人は多い。
自分がまさにそうであった。
しかし、変化や成長を欲して、実行しないと、生き残っていけないと直感的に感じるようになった。
変化や成長が、結局は現状維持につながる。
ある程度、自分に負荷をかけていくことや、新しいものを取り入れたり、チャレンジしていくことは、今の自分が目指す姿には必要である。
トレーナーとして、まだまだ知見は少なく、今持っている知見も深掘りしなければならない。
そこに対しては、今後の自分の姿を想像すると、ワクワクする。
p.s
学生生活がついに終わる。
お金がかかった。
支援と応援をしてくらた両親に心から感謝。
修論の謝辞にも書きました。
ただ、年末年始の帰省は、母がコロナ感染したため、中止となった。
5年ぶり2回目の1人での年越しである。
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