10/26 ゲームで人生はかわる

 また、深夜のドライブデート(という名目のドラクエウォークのおみやげゲットの旅)にでている。買い出しに出た帰りに、旦那さんが「トイレに行きたくなった」とコンビニに寄って、「水分は(買わなくていい)?」って聞かれて、あとは帰るだけだと思っていたので「大丈夫」と答えたら、車に乗ってナビを操作し始めて「(ん? 家帰るだけなのにナビいる?)」と思っていたら、目的地がドラクエのおみやげ配布場所だった。サプラーイズ。長距離ドライブ行くんだったら、水分いる! サプライズのタイミング、もう少し前がやかった。「やっぱり水分欲しくなったらごめんだけどもう一度コンビニ寄って」とお願いして出発した。

 ドラクエウォークで遊び始めてからというもの、自分ひとりでもわりと外に出てるし(季節的に出やすくなったのも大きい)、旦那さんとのドライブデートの頻度も上がっている。たったひとつのゲームでライフスタイルは結構変わる。それが、わたし達だけじゃなくて、何百万人単位で起きてるんだとしたら、すごいよね(実際『800万ダウンロード記念イベント』があったわけだから、きっとそれくらいの人数に何かしらの影響が起きている、はず)。ゲームで人生かわる。実際、変わった人を知っている。し、わたしだってそのひとりだ。昔は、ゲームメーカーに就職したかった。そこから紆余曲折あって、流れにのったり流されたり溺れたりまた浮いたりして、今の自分に辿り着いている。人生って不思議。ゲームメーカーには、いまだに憧れがある。誰かの人生を、ちょっとだけでもたのしくするゲームをつくって届ける仕事。

* 

 ドライブしながら、旦那さんが道の説明をしてくれる。「これはあなたを昔のバイト先に迎えに行くときに通っていた道」「これはあなたが前に住んでいた家に続く道」などなど。夜で暗くて景色がよく見えないのもあって、わたしはどこの道なのかもよくわかってない。

 前に、仲良しのおねえさまとドライブしたとき、わたしの道の覚えてない具合を指摘されたことがある。「旦那に甘やかされてるね」とからかわれた。ドライブ中、運転する旦那さんの横で安心してぼけぼけしていたら目的地に着くと思っているね、と。なるほどたしかに、と思った。道を覚えよう、という努力はしていない。何度も通るうちになんとなく見覚えがでてくる。そうか、甘やかされているのか、と。そんなことを思い出した。

 もうすぐ目的地だ。夜の東京タワーに行ってくる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?