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映画『カラオケ行こ!』のお陰で映画館へ行けるようになった。
まぁ、もう何度も映画『カラオケ行こ!』については書いてきたのだが
先日ついにTOHO新宿でも
上映が終了となった。
当然、最後の応援上映も、最後の上映も観に行ったが
そのお話はまた今度。
私は、元々映画館が好きではなかった。
今の若い世代は知らないだろうが
37歳の私が小学生の頃、
映画は新聞などで上映時間を確認し
人気作品は
上映前に長蛇の列にならび観ていた。
中1のころに友達と『シックスセンス』を観に行った時は
立ち見だったような気がする。
![](https://assets.st-note.com/img/1714073210939-E94x1PALNe.jpg?width=1200)
と、いう昔の時代の話でなく
いつからだろうか。
ここ15年‥10年前かな。
映画館で隣に人がいることが苦手になった。
正直に言えば前後左右いて欲しくないくらいだった。
繊細といえば聞こえは良いが
人の物音に敏感で、
隣に友達がいても、友達の横が1席空いてないと気になってしまい
映画館で見ることを避けるようになった。
ただ、大きな映画館はプレミアムシートができてくれたので
隣を気にすることがなく
助かったのだが
プレミアムシートがない作品は諦めざるを得なかった。
![](https://assets.st-note.com/img/1714073328538-nRSpdox3tZ.jpg?width=1200)
普通の席でも2,3席取れば良いのだが、
いつだったか某有名人が同じようなことをTVで発言したら
「人気作品は観たい人もいるのに余分に席を取るなんて」と炎上し、
世間はそう思うのかと、怖くて行けなくなった。
が、映画『カラオケ行こ!』は
私の繊細敏感さを見事に取っ払ってくれた。
やっぱりそれは応援上映のお陰であった。
それでも、何度かは
叔父についてきてもらったりはしていたが
応援上映は、そもそも自らが音を出す。
タンバリン、マラカス、関西弁の野次‥ペンライト。
なんてたってカラオケの映画だ。
盛り上がってなんぼ。
おまけに紅。
(何度も言うが私は、そもそもXファンである。)
15回近く、プレミアムシートのないスクリーンで観れば
「あ、私、映画館行けるわ」と
『リトル・エッラ』と『瞼の転校生』を観に行くことができた。
そして気がついた。
最近のミニシアターは綺麗になったので
席がゆったり、人も少ない(ことが良いかは別として)
ストレスがない!!!
私!映画館で映画が観られるようになったんだ!!!
![](https://assets.st-note.com/img/1714073430497-ggab3mea8g.jpg?width=1200)
これは、とても大きな一歩で
行動が広がったことで、世界が広がったのである。
だから私は映画『カラオケ行こ!』に、とても感謝している。
ありがとう。