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徒然なるアナログ生活〜今日の1枚〜

コロナ禍になり、エンターテインメントから離れて死人よろしきに生きていたら、noteの存在を忘れていた。

エヴァは完結し、今や庵野監督はシン・ウルトラマンにシン・仮面ライダーである。
時が経って久しい。

死人になって久しい私がずっと何に勤しんでいたか。

アナログレコードである。

在宅する時間が長くなるにつけ、音楽などのエンタメから離れてしまった、心に「心火」をともしてくれたのはアナログレコードであった。

偉そうな前回のエントリーは忘れて(諸君も忘れてほしい)、新たな気持ちで書評のように
「レコ評」をつらつらと書いていこうと思う。

第一回の本日はコチラ

私物と自室。ツッコミは無しでお願いしたい…

The Beatles / PLEASE PLEASE ME

1962年のビートルズのファーストアルバム。
世界を変えた1枚である。

購入したのはモノラルリマスター盤でUS盤。
90年代にリマスターされたもので、このシリーズはとにかく音が良い。痩せた感じもなく、迫力がある。
1曲目のI Saw Her Standing Thereのカウントコールから鳥肌が立つ。

ローリングストーンズのデビュー盤がカバー曲が半分あったようにビートルズもまた6/14曲がカバーである。

同タイトルのシングルが爆発的ヒットを飛ばしたことで、アルバムが作られたというが、急拵えの中でレノンマッカートニーの曲が6曲あり、そのどれもが抜群の完成度というんだから恐れ入る。
ちなみにカバー曲の大半がアメリカのロックンロールやR&Bな点に、ビートルズが世界一のロックバンドになった訳が垣間見える。

ロックは一度死んでいる。

これは偉大な元祖アメリカンロックスターたちが兵役、事故などの要因でシーンから姿を消したり、この世を去ったことからである。
詳しいことは みの著『戦いの音楽史』を参照してほしい。

死んだロックを瞬く間に蘇らせたのが、彼らであり、アメリカに再びロックンロール旋風を、ブリティッシュインベイジョンとして巻き起こしたのだ。

筆者はやはりタイトルナンバーが一押し。
各曲が3分前後でツルッと聴けてしまうのも推しポイント。
ビートルズの入り口にはもってこい。
久しぶりの人もたまには原点回帰も悪くない。

この盤は自身初めてのモノラル盤所有であるが、これ以降モノラルと見れば飛びついて買い漁っている。
もちろん買える値段のものである。(笑)

モノラルなんて…と小馬鹿にしていた自分が恥ずかしいw

60年代から70年代の名盤たちのオリジナル盤のモノラル初版は、目玉が飛び出る値段がついているというのに…

アナログレコードはその特徴として「原音」に近いものが聴ける点にある。
圧縮されていない音は心地よく、快適で、耳が疲れない。

今や手のひらで簡単に、指一本でどこでも音楽が聴けるが、手間をかけて音楽を楽しむのも悪く無い。

今やアナログレコード市場はCDを上回るが、若い世代こそ60年代、70年代の名盤に触れてほしいと思う。

音楽を掘る、ディグる楽しさはQoLを上げてくれる。

とっ散らかったので今日はここまで。

目指せ毎日更新。

「継続は力なり」
私の好きな言葉です。

それでは。

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