GUCCIよりはちみつ

ボーイフレンドのいる誕生日というものが初めてだった。18歳でひとり暮らしを始めてから、家族以外と過ごすいろんな誕生日があった。

コロナ真っ只中だった時は、オンライン飲み会をした。それが明けた後は、自ら友達を家に招いて自前の料理を振る舞ったこともあった。それはそれで全部楽しかった。

インスタキラキラ系女子が、ホテルで風船膨らませるみたいなそんなのは望んでいなくて、家でお寿司とフルーツを食べたいとリクエストした。駅ビルの地下で、
「今日は好きなだけいいよー」
「嫌いなネタは残しといてくれたら食べるし」と彼は言った。スーパーで夕方ごろ値引きされたお寿司以外の寿司を久しぶりに買った。というか、買ってもらった。

もらった誕生日プレゼント紹介。私のことわかってる〜！

マヌカハニー
きっとここ最近体調がイマイチだったのを気遣ってくれてる

デザインがどタイプ
か、かわいいいい

おまけって言われてくれた
写真撮った時には既に飲み切ってしまった

惚気だけど、このチョイス完璧。私のことを考えて選んでくれた時間を想像すると、ほくほくする。GUCCIよりLOUIS VUITTONより、こういうのがいい。

もう24歳かあ、という感じ。まだ学生をしていて、大人の自覚がない。将来について考えすぎるのはやめた。結局突然の出会いとかそういうので私の気分はころっと変わって、想像できない展開が待っているのだろうと期待している。

Everything will be alright if we just keep dancing like we're 22, 22

22
Taylor Swift

テイラーは、22歳らしくただ踊り続けていれば全部上手くいくって歌う。でも24歳はどうだろう。22歳よりはもう少し歳をとっていて、経験値があるはず。

世の中の24歳の中には既に結婚して出産してなんていう人はいっぱいいる。そういう人に触れるたびに、自分のライフプランやキャリアを考える。別に置いていかれているとは思わないけど、そこに何らかの差があるのは感じる。

自分が今進んでいない道は、自ら選ばなかった道というより気づいたらそこにはいなかったという感じだ。不満はない。

焦らないように、とかいう思考回路がある時点で自分の中に焦燥感があるのは否めないけれど。